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リウマチ専門医対談

リウマチ専門医対談
松下雅和先生
順天堂大学 膠原病・リウマチ内科 准教授(1995年順天堂大学卒)
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(50音順)
岡野匡志先生
大阪市立大学医学部附属病院 整形外科 病院講師(2004年大阪市立大学卒)
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長谷川詠子先生
虎の門病院 腎センター内科・リウマチ膠原病科 医長(2004年北海道大学卒)
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宮下知子先生
順天堂大学 膠原病・リウマチ内科 助教(2007年和歌山県立医科大学卒)
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1.はじめに

松下雅和(以下、松下):関節リウマチを始めとした膠原病は、免疫機能の異常を基盤とする疾患で、いまだ難病というイメージが残っております。しかし近年の分子生物学の進歩によって、病態が詳細に解明され、生物学的製剤などの登場により病態の根本に迫った治療が可能になっています。特に関節リウマチに対しては多くの生物学的製剤が認可され、寛解を達成することが現実となっております。膠原病患者さんの日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)をさらに向上させるためには、内科および外科の先生方の連携をより密にすることが重要と思われます。
 本日は、リウマチ膠原病分野の最前線でご活躍中の内科系・外科系の先生方にお集まりいただき、リウマチ学を志したきっかけやリウマチ学の魅力、現在のライフスタイル、そして後輩へのメッセージなどをお聞かせいただきたいと思います。

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