日本リウマチ学会について 日本リウマチ学会について

委員会

任期:2023年 4月24日~2025年度 社員(会員)総会終了日

各委員会のご紹介

総務委員会 【10名】(五十音順)
委員長
桑名 正隆(日本医科大学)

委員
石井 優(大阪大学大学院)
石川 肇(新潟県立リウマチセンター)
金子 祐子(慶應義塾大学)
高木 理彰(山形大学)
土橋 浩章(香川大学)
中山田 真吾(産業医科大学)
橋本 求(大阪公立大学大学院)
宮前 多佳子(東京女子医科大学)
桃原 茂樹(博恵会/慶應義塾大学)

 活動内容
総務委員会では学会の運営に関わる幅広い案件を扱います。主な業務は各種委員会活動のサポートと理事会の指示を受けて学会活動が効率的に行えるように規則あるいは体制を整備することです。特に、今年度は日本リウマチ学会としてとりまとめた「課題と将来構想に関する提言」を受け、個々の課題の具現化を目指しています。委員会活動には多様性が大切なため、多彩な意見を反映できる委員構成としています。学会員にとって公正かつ妥当な運営ができるように心がけて参ります。

 2023年度
 事業計画
学会内で発生する横断的な問題を継続して検討し適宜理事会に答申する。

学会誌編集委員会
MR 編集委員会【12名】
委員長
桑名 正隆(日本医科大学)

副委員長
田中 栄(東京大学大学院)
藤尾 圭志(東京大学大学院)

委員
岡本 奈美(大阪労災病院)
亀田 秀人(東邦大学)
川上 純(長崎大学大学院)
川人 豊(京都府立医科大学大学院)
桐野 洋平(横浜市立大学大学院)
熊ノ郷 淳(大阪大学大学院)
髙木 理彰(山形大学)
舟久保 ゆう(埼玉医科大学)
桃原 茂樹(博恵会/慶應義塾大学)

 活動内容
本委員会では学会誌Modern Rheumatologyの発刊を通じて学会の学術活動に貢献しています。2022年には67%を海外からの投稿が占め、学会員だけでなく国際的にリウマチ学に関わる研究者からも本誌は広く受け入れられています。電子投稿査読システムを導入し、投稿論文対応のスピードアップを計り、投稿者の利便性を高めています。2023年には、投稿から最初のdecisionまで平均で14日、採択からオンライン掲載まで13日となっています。12名の編集委員を含む総勢35名のEditorsが事務局と力を合わせてタイムリーかつ科学的に適正な評価を実現しています。学術誌評価の一つであるImpact factorは2.862(2021年)で、さらなる向上を目指しています。

 2023年度
 事業計画
(1)MR論文の医学倫理に則った質の向上と引用の増加を図り,更なる国際的展開を進める。
(2)質の高い出版を維持し,年6回の安定した発行に努める。
(3)英文抄録集は学術集会の演題登録時に英文抄録を義務付け,MR Supplementとして年1回オンラインPDF掲載として発行する。
(4)出版社の変更に伴う電子査読システム等の問題に速やかに対応し,投稿査読工程を安定的に提供する。
(5)著者,査読者,編集も含め,ジャーナルへの投稿出版に関わる出版倫理について,教育および周知に努める。
(6)広告掲載を行い,経営基盤の安定に努める。

MRCR 編集委員会 【11名】
委員長
藤井 隆夫(和歌山県立医科大学)

副委員長
門野 夕峰(埼玉医科大学)
保田 晋助(東京医科歯科大学)

委員
池田 啓(独協医科大学)
伊藤 宣(倉敷中央病院)
冨板 美奈子(下志津病院)
中島 康晴(九州大学医学部)
中山田 真吾(産業医科大学)
南木 敏宏(東邦大学)
森信 暁雄(京都大学大学院)
山岡 邦宏(北里大学)

Emeritus Editor-in-Chief
田中 良哉(産業医科大学)

 活動内容
日本リウマチ学会Modern Rheumatology Case Reports編集委員会では、学会機関誌としてModern Rheumatology Case Reports
(MRCR)を2017年1月に創刊しました。貴重な経験が満載された症例を一人でも多くのリウマチ医に届けることは本学会の責務であり、若手の論文作成・発表の機会を増やすという教育的視点からも有意義です。MRCRは冊子体を発行しないOnlineジャーナルで、リウマチ学におけるあらゆる分野の症例報告を掲載します。編集委員11名を含むTransmitting Editor合計20名にて電子投稿査読システムEditorial Managerを利用し、投稿からアクセプト、アクセプトからOnline出版までは各々約1ヶ月と短く、査読出版工程も順調に進んでいます。これまでに約100編の論文を出版しました。また、国外でのプロモーションを精力的行い、海外からの投稿が約4割、出版が約2割を占めます。現在、MEDLINE/PubMed、ESCI、Scopusに収載されており、2023年からはImpact Factorも付与される予定です。
本学会員は投稿掲載料無料で、MRCRへの論文掲載は評議員の資格要件になります。MRCR論文の閲覧は本学会HPの学会誌ページ、投稿規程はジャーナルWEBページ(http://www.tandfonline.com/tmcr)でもご覧頂けます。皆様からのご投稿を心よりお待ちしております。

 2023年度
 事業計画
(1)世界の状況を鑑み,可能な範囲でのジャーナルプロモーションを行い,MRCRの周知,投稿増加を図る。
(2)投稿論文の公正な査読を行い,教育的価値,報告意義のある論文の掲載に努める。
(3)MRCRの安定した出版/発行に努め,年2回オンライン定期発行を行う。
(4)電子査読システム等の問題に速やかに対応し,投稿査読工程を安定的に提供する。

医学用語委員会 【9名】(五十音順)
委員長
持田 勇一(横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター)

副委員長
中島 亜矢子(三重大学医学部附属病院)

委員
小田 良(京都府立医科大学附属病院)
門野 夕峰(埼玉医科大学)
黒田 毅(新潟大学医歯学総合病院)
佐藤 慎二(東海大学)
中島 康晴(九州大学医学部)
野﨑 祐史(近畿大学病院)
舟久保 ゆう(埼玉医科大学)
森 雅亮(東京医科歯科大学大学院)

 活動内容
医学用語委員会では、リウマチ学用語集を編纂し、継続して整備に当たってまいりました。また日本医学会や他の関連の学会との医学用語の整合性についても検討作業を行っております。リウマチ学を論じるときに共通の言語である「医学用語」は非常に重要でありますが、最近のリウマチ学の進歩は著しく、それに遅れることなくリウマチ学用語集に掲載していく必要があると考えております。ホームページを介して、引き続き会員の皆様から新規収載用語を含めて広く用語に関するご意見をいただけるように啓発活動に務めてまいります。また、皆様の利便性を考え、今後ともリウマチ学WEB検索システムの利用促進を図っていく予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

 2023年度
 事業計画
(1)リウマチ学用語集とICD-11との整合性の検討を行う。
(2)厚労省からICD-11のfoundationに関する和訳の依頼があれば対応する。
(3)日本医学会分科会医学用語委員会に出席し,対応していく。

社会保険委員会 【11名】(五十音順)
委員長
桃原 茂樹(博恵会/慶應義塾大学)

副委員長
田村 直人(順天堂大学)

委員
金子 敦史(東信よしだ内科・リウマチ科)
川畑 仁人(聖マリアンナ医科大学)
鈴木 貴博(川崎市立井田病院)
鈴木 美佐子(茅ヶ崎東海岸クリニック)
田中 栄一(東京女子医科大学)
松野 博明(松野リウマチ整形外科)
三宅 信昌(三宅整形外科医院)
持田 勇一(横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター)
森 雅亮(東京医科歯科大学大学院)

DPC等検討小委員会 【5名】
委員長
田村直人

委員
安倍 能之(順天堂大学)
近藤 泰(慶応義塾大学)
宮崎 佑介(産業医科大学)
若林 邦伸(昭和大学)

専門医制度委員会 【9名】(五十音順)
委員長
針谷 正祥(東京女子医科大学)

副委員長
門野 夕峰(埼玉医科大学)
藤井 隆夫(和歌山県立医科大学)

委員
蛯名 耕介(大阪大学)
金子 佳代子(国立成育医療研究センター)
川人 豊(京都府立医科大学大学院)
中島 亜矢子(三重大学医学部附属病院)
堀内 孝彦(福岡市民病院)
宮前 多佳子(東京女子医科大学)

 活動内容
専門医制度委員会は、JCR会員の先生方がリウマチ専門医を取得・更新するための制度作りを担当しています。現在、日本リウマチ学会が認定するリウマチ専門医は約5,200名です。2022年度から新専門医制度による膠原病リウマチ内科領域専門医のサブスペシャルティ研修も開始されています。しかし、我が国のリウマチ性疾患の診療を担う専門医数は不足しており、地域的な偏りも大きいのが現状です。
そこで、リウマチ専門医の育成とリウマチ専門医数の均てん化を進めることによって、国民が標準的な膠原病リウマチ診療を各地域で受けられることを当委員会の目標としています。当委員会は、日本専門医機構、日本内科学会、他の内科系サブスペシャルティ学会と連携をとりながら、膠原病リウマチ内科領域専門研修環境を整備してきました。リウマチ学に興味を持ち、リウマチ性疾患の専門医を目指す若手医師が増えるように、これからも活動を続けて参ります。

 2023年度
 事業計画

当委員会が恒常的に行ってきた,学会専門医制度の管理・検討・改訂,指導医の新規認定・資格更新業務,教育研修会の認定業務,他の学会・日本専門医機構との調整を引き続き実施する。新専門医制度に関して以下の項目を重点的に実施する。

(1)日本専門医機構が示す専門医制度の改革についてリウマチ学会を代表して対応する。日本専門医機構,日本内科学会や日本整形外科学会等の基盤領域の学会,内科系関連subspecialty 13学会等の他の関連学会との連携を調整し,内科サブスペシャルティ連絡協議会,内科サブスペシャルティ審査協議会等へ参画する。
(2)専門医(学会および機構専門医)の新規・更新申請のための単位情報管理システムを構築し2024年4月の稼働を目指す。
(3)小児科を基本領域とする医師が膠原病・リウマチ領域の機構専門医を取得するためのカリキュラムの検討を進める。

専門医資格認定委員会 【9名】(五十音順)
委員長
門野 夕峰(埼玉医科大学)

副委員長
田村 直人(順天堂大学)

委員
梅林 宏明(宮城県立こども病院)
佐藤 浩二郎(自治医科大学)
高窪 祐弥(山形大学)
高橋 伸典(愛知医科大学)
舟久保 ゆう(埼玉医科大学)
安井 哲郎(帝京大学溝口病院)
山崎 聡士(医療法人JR広島病院)

 活動内容
専門医資格認定委員会は、専門医資格審査、すなわち、専門医受験申請の資格、専門医資格の更新の審査を行います。日本リウマチ学会の専門医試験は、1990年に開始され、本邦で数多くのリウマチ専門医を認定してきました。当委員会では、専門医認定試験問題の作成、採点、試験場運営の実務と試験の合格判定を行っています。また、過去の試験問題を解説して専門医試験に役立てるとともに、リウマチ学の知識の向上に役立てるために、“リウマチ専門医試験の例題と解説”を発刊する業務も担当しています。リウマチ性疾患の診療に必要な知識と技能を有し、リウマチ医療に携わる相応しい医師を専門医として認定していきます。

 2023年度
 事業計画
(1) 新規専門医の資格認定にあたっては,資格認定試験を継続して実施する。
ⅰ.試験問題の作成は,引き続き独自性と継続性を持たせるため問題作成委員会において,研修カリキュラムと試験問題との整合,分野別出題,問題収集方法,試験問題の質の向上,内容・形式について,厳にリウマチ専門医の認定にふさわしいものとする。
ⅱ.2015年度より新専門医制度が施行され,新規申請者については病歴要約,更新者については症例報告の提出が必要となった。公平に評価することが重要になるため,審査については症例審査委員へ依頼する。
ⅲ.2023年度専門医資格認定試験は,2024年1月14日(日)に実施予定である。試験方式は, CBT方式で行う。
会場は,各都道府県に設置されているCBTテストセンターで実施する。
(2) 専門医資格更新時の研修単位取得証明のため「専門医手帳」並びに「認定証」を交付する。
i. 単位取得記録は,各自の自主管理として保管し更新にあたること。
ii. 手帳の紛失等により取得単位の証明ができないときは,更新は保留となる。
万一,手帳を紛失した場合は,速やかに再交付(2,000円)を受け,確実に取得単位の自主管理(記録)を行うこと。
iii. 認定証書を紛失または汚損し,再交付を希望する場合は,手数料5,000円(証書筆耕料の実費)を添え申請すること。
(3) 受験資格,応募要領は,ホームページ・メールマガジン・ニュースレターに 掲載し公告する。また,更新にあたっては該当者各個に事務局より通知する
(4) 新専門医制度改革について,関連委員会と連携する。

教育施設認定委員会 【14名】(五十音順)
委員長
中島 亜矢子(三重大学医学部附属病院)

副委員長
小嶋 俊久(名古屋医療センター)

委員
石川 肇(新潟県立リウマチセンター)
乾 健太郎(中津病院)
窪田 綾子(東邦大学医療センター大森病院)
高窪 祐弥(山形大学)
岳野 光洋(日本医科大学武蔵小杉病院)
新納 宏昭(九州大学病院)
柱本 照(神戸大学大学院)
坂野 章吾(愛知医科大学病院)
平田 信太郎(広島大学病院)
堀田 哲也(北海道大学大学院)
水木 伸一(松山赤十字病院)
宮本 健史(熊本大学)

 活動内容
教育施設認定委員会では、リウマチ専門医の専攻カリキュラムにそった研修をうけられる医療機関を認定しています。教育認定施設は、総合病院またはこれに準ずる病院およびリウマチ専門病院であること、リウマチ性疾患が年間100症例(関節リウマチ/若年性特発性関節炎を30症例以上含む)以上あること、研修環境が総合的に整備されていること、指導医1名以上または専門医2名以上が勤務していること、リウマチ学に関連する教育が定期的に行われていること、のすべてを満たすことが認定条件です。当委員会は、申請のあった医療機関に対して、日本リウマチ学会の各支部代表2名からなる委員会による厳正な審査のうえ、これらの条件を満たすかどうかを確認し、毎年教育施設を認定しています。そしてあらたな日本専門医機構認定専門医制度においては、研修カリキュラムは、認定施設、準認定施設等が「施設群」となってローテーションのうえ専修教育を実施することになります。

 2019年9月現在、全国で596施設が教育施設として認定され、高度な専門研修がおこなわれています。

 2023年度
 事業計画
(1)2023年度教育施設の認定は例年通り実施する。申請受付締め切り6月末日,8月審査,2023年度第3回理事会での審議・承認を得て9月1日付で認定する。
(2)教育施設が減少している県には,理事会を通して支部代表理事に働きかけていく。

国際委員会 【9名】
委員長
山岡 邦宏(北里大学)

副委員長
岡田 随象(東京大学大学院)

委員
川上 純(長崎大学大学院)
金子 祐子(慶應義塾大学)
亀田 秀人(東邦大学)
清水 正樹(東京医科歯科大学)
高柳 広(東京大学大学院)
三宅 幸子(順天堂大学大学院)
宮本 健史(熊本大学)

 活動内容
日本リウマチ学会国際委員会は本学会の国際化推進を主な任務としています。リウマチ学の目覚ましい発展に対応して国際社会と協調できる体制を整え、魅力ある学会にする必要があります。年次学術集会では、委員会企画シンポジウム、国際コンカレントワークショップ、国際顧問会議、欧州リウマチ学会(EULAR)セッションを開催しています。海外からの演題応募も推奨し、25%以上の英語演題を目指しています。また、米国リウマチ学会(ACR)、アジアパシフィックリウマチ学会(APLAR)との合同セッションを予定しています。逆に、ACR, APLAR, EULARの年次集会でも合同セッションを計画中で、これらの国際関連学会での広報活動を活発にしていきます。さらに、国際育成セミナーの実施、短期および長期のEULARとの若手リウマチ医トレーニングプログラムを企画してきましたが、今後は上記の国際関連学会へ拡大、また、Travel Awardを双方向に拡大し、若手を中心とした国際交流をさらに活性化しています。また、HPの充実を予定しています。委員会活動にご協力をお願いすると共に、ご意見、ご示唆があれば何なりとお知らせ下さい。

 2023年度
 事業計画

2022年度に制度化した施策,事業を引き続き継続して実施し国際化の一層の充実を図る。

(1) 国際委員会企画(英語)として3セッションを国際委員会(または国際委員会から推薦されたセッションオーガナイザー)で担当する。
(2) 昨年に引き続き,学術集会期間中にEULAR sessionおよびACR sessionを開催する。また,今年から新たにAPLAR Sessionを開催する。
(3) 一般英語演題について
i. 一般英語演題への登録はJCR会員および海外から250演題あった(後,2演題取下げ)。
ii. 国際コンカレントワークショップセッション(口演)は1枠60分前後とし215演題39枠開催予定。34演題を英語ポスターセッションで発表予定。英語演題セッションでの発表に年齢制限は設けない。
iii. セッション座長についてはJCR Scientific Committeeメンバーだけでなく,ICWに応募した国内外の演者に対し教育的インセンティブ・モチベーションを与えることを目的として世界のトップリーダー(シンポジウムや教育講演での招待演者等)に依頼することとした。
(4) JCR Travel Awardを予算化して,海外の若手研究者(45歳未満)に対し上限100名(※応募数の50%)(アジア諸国一人1,000米ドル,アジア諸国以外一人1,800米ドル)を第67回学術集会に招聘する(参加費無償)。受賞者のプレゼンテーションは国際コンカレントワークショップで行う。応募者数(審査対象)は23カ国(地域)83名から101演題,審査の結果,45演題(45名)受賞となった(後,1演題取下げ)。
(5) 海外の若手奨励を目的としてAPLAR-JCR Award,Travel Supportを設けることとした(旅費補助一人あたり1,000米ドルおよび参加費無償)。APLAR-JCR Award受賞者は7名,Travel Support受領者は31名。
(6) JCR会員(45歳未満)を対象に国際ワークショップ優秀演題賞(ICW Excellent Abstract Award)を設け,受賞者へは2万円および賞状を贈呈する(最大30名)。受賞者のプレゼンテーションは,国際コンカレントワークショップで行う。
応募数(賞審査対象演題)は108演題あり,受賞者を34名(34演題)とした。
(7) JCR International Advisory Board Meetingを第67回学会・学術集会(JCR 2023)期間中に開催する。
(8) JCR-EULAR若手リウマチ医トレーニングプログラム
募集要項および渡航に関する規約(現在40歳以下である応募資格年齢,応募期間,申請書類,助成金の金額 他)について継続して審議することとした。
COVID-19の影響を鑑みて渡航期日については柔軟に対応することを確認した。
(9) 国際広報活動(APLAR,ACR,EULAR等の国際学会との関係)について
i. APLAR 2023チェンマイ,タイ(2023年12月7日- 11日予定)に演題投稿したJCR会員に対し優秀演題賞を設ける(賞金を予定)。審査は国際委員会が行う。
ii. APLARとの関係強化・拡大のため,開催方法・開催地に関係なく今後も積極的に広報活動を続けていく。
iii. JCR広報活動の一環として,今後もEULARやACRの年次集会に積極的に関わっていくことを確認した。
また,ACR 2023においてもJCRセッションを開催するべくセッション案を申請中である。
(10) JCR国際育成セミナー2023について
COVID-19感染防止対策を最大限に行ったうえで,現時点では通常開催を念頭にセミナー開催に向けて準備を進める。
開催予定日は2023年7月27日(木)~29日(土)。

国際育成セミナー小委員会 【10名】
委員長
亀田 秀人(東邦大学)

副委員長
池田 啓(独協医科大学)

委員
川上 純(長崎大学大学院)
蛯名 耕介(大阪大学)
岸本 暢将(杏林大学)
久保 智史(産業医科大学)
河野 通仁(北海道大学)
土屋 遥香(東京大学)
中嶋 蘭(京都大学)
保田 晋助(東京医科歯科大学)

 活動内容
国際化を推進するJCRは、年次学術集会における国際コンカレントワークショップや欧州リウマチ学会(EULAR)セッションを導入し、英語演題も徐々に増えて来ました。それに関連して、JCR国際育成セミナー小委員会は、JCR International Schoolを担当しています。このJCR International SchoolはJCR若手会員を対象に、自身の研究成果を英語でプレゼンし、英語でディスカッションし、国際感覚を身につけ、将来のキャリアアップに繋げてもらうことを目的に、7年前に始まりました。毎年、7月末の3日間、軽沢プリンスホテルで開かれますが、アジアパシフィックリウマチ学会(APLAR)やEULARからの参加も増え(今年はAPLARから7名、EULARから2名のプレゼンターが参加)、チューターの皆さんの熱心なプレゼン指導もあり、参加者からも高い評価をいただいています。この活動は、JCRのさらなる発展に大きく貢献すると思います。是非、周囲の若手研究者に勧めていただければ幸いです。

生涯教育委員会 【9名】(五十音順)
委員長
川人 豊(京都府立医科大学大学院)

副委員長
渥美 達也(北海道大学大学院)
桃原 茂樹(博恵会/慶應義塾大学)

委員
猪狩 勝則(東京女子医科大学)
岡本 奈美(大阪労災病院)
中島 康晴(九州大学医学部)
中島 裕史(千葉大学医学部附属病院)
楢崎 雅司(大阪大学大学院)
平田 信太郎(広島大学病院)

 活動内容
リウマチ学全般の研修機会を会員に提供することを目的に全国規模の教育研修会を年3回開催しています。4月のアニュアルコースレクチャーは学術総会にあわせて開催されるため1,200名余りの多数の聴講がありますが、8月の東京、12月の大阪での全国中央教育研修会でもそれぞれ約200名の参加があります。基礎医学、内科、小児科、整形外科、リハビリそして医療安全・医療倫理等に関する講演を全部で7つ行い研修単位を付与しています。研修単位はリウマチ専門医資格受験や更新に必要となります。リウマチ学の進歩を幅広い角度からしっかりと研修していただけるようにプログラムを作成しています。学会員以外でも参加は可能なので興味のある方は日本リウマチ学会事務局までお問い合わせください。

 2023年度
 事業計画
(1) 中央教育研修会の開催
i. JCR2023アニュアルコースレクチャー
開催日: 2023年4月23日(日)
※オンデマンド配信:5月9日(火)~5月31日(水)
会場: 福岡国際会議場
ii. JCR2023全国中央教育研修会 東京大会
開催日: 2023年8月20日(日)
会場: 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都)
iii. JCR2023全国中央教育研修会 大阪大会
開催日: 2023年12月3日(日)
会  場: 千里ライフサイエンスセンター(大阪府)
(2) 2023年度厚生労働省事業 リウマチ相談員養成研修会を企画・実施する。
(3) 2024年度中央教育研修会を企画する。

関節リウマチ超音波標準化小委員会 【15名】
委員長
川上 純(長崎大学大学院)

副委員長
中川 夏子(兵庫県立加古川医療センター)

委員
阿部 麻美(新潟県立リウマチセンター)
綾野 雅宏(九州大学病院)
池田 啓(独協医科大学)
小笠原 倫大(順天堂大学医学部附属順天堂医院)
岡野 匡志(大阪公立大学大学院医学研究科)
小倉 剛久(東邦大学医療センター大橋病院)
川尻 真也(長崎大学大学院)
中原 龍一(岡山大学病院)
原 良太(奈良県立医科大学附属病院)
舟橋 康治(刈谷豊田総合病院)
堀江 達則(北海道大学)
吉見 竜介(横浜市立大学医学部)
和田 誠(京都府立医科大学)
 活動内容
関節リウマチ(RA)の診断と治療評価における超音波検査の有用性は確立されて来ました。しかしながら超音波はその検査の特性で、関節病変の描出法・グレーディング・ピットフォールなど、標準化のプロセスが必須の領域です。また、関節超音波検査を正確に実施できる人材の育成も必要です。RA超音波標準化小委員会は撮像法や滑膜病変についての出版物、講習会の開催(東京でのアドバンスコース、各支部での初心者向けコース)、登録ソノグラファー制度、年次学術集会における関節エコーライブ&ハンズオンセミナーなどを通じて、全国におけるRAの関節超音波検査の均てん化を図っております。アドバンスコースや初心向けの講習会については、内容の見直しも計画しています。

 2023年度
 事業計画
(1)関節超音波 初級講習会・中級講習会開催に向け、準備を進める。また今後対面での開催が困難となってしまう場合に備え、WEB開催ができるよう、実現に向け委員会内で検証していく。
(2)登録ソノグラファー制度をさらに充実させるための方策を検討する。
(3)関節超音波講習会は会員のための制度であるが、登録ソノグラファーは非会員の方も登録されており、その方々の学会における資格と講習会のあり方を検討していく。

関連リンク
関節超音波検査講習会

情報化委員会 【12名】(五十音順)
委員長
持田 勇一(横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター)

委員
井畑 淳(横浜医療センター)
岡本 奈美(大阪労災病院)
奥 健志(北里大学)
越智 小枝(慈恵会医科大学)
久保 智史(産業医科大学)
小嶋 俊久(名古屋医療センター)
駒形 嘉紀(杏林大学)
住友 秀次(神戸市立医療センター中央市民病院)
平野 亨(大阪大学大学院)
舟久保 ゆう(埼玉医科大学)
松井 利浩(相模原病院)

 活動内容
本委員会は、本会より発信する情報及び他団体より本会宛に依頼等のあった情報に関する事項について審議検討すると共に、ウェブサイト・SNSなどの媒体を通じて、日本国内の会員だけでなく海外の方にもJCRの活動について知ってもらうことを目的に活動しています。本委員会の取り組みは学会の活動のすべてと関わりがあるといっても過言ではありません。従いまして、各委員会と連携しながら、正しい情報を見やすく発信できるように心がけています。ウェブサイトは重要かつ緊急性の高い情報を迅速に発信するとともに研修制度や出版物など教育的見地からのコンテンツを整備しています。以上から、本委員会はJCRの国際的なプレゼンスの向上に貢献すべく活動を行います。

 2023年度
 事業計画
(1)各ワーキンググループ(規則・ルール担当,ニュースレター,ホームページ日本語サイト担当,国際化・ホームページ英語サイト担当,メルマガ担当,新メディア(SNS,日・英;FB等)担当,教育活動全般担当,コメディカル・一般・患者支援担当,COVID-19情報担当,HP掲載内容チェック・レビュー担当,研究助成・企業広告など担当)において,メンバーをさらに充実させ,年次目標を設定し,年次計画・に従って,より一層実効性の高い活動を目指す。
(2)学会情報3媒体(ホームページ, ニュースレター, メールマガジン)に加え,SNS(twitter, facebookなど)を介する情報発信を推進する。ホームページについては,学会員に対する情報発信に加えて,学生や研修医などを対象とした本学会の魅力発信,患者やその家族などを対象とした情報提供に焦点を絞って充実させる。
(3)Covid-19情報を含めて,重要かつ緊急性の高い情報を迅速に発信し,正確かつ有益な情報を会員へ提供する。
(4)各委員会などと連携し,各委員会にホームページを割り振り,積極的な活用を促し,委員会からの情報発信をより効率的に行う。
(5)ウェブサイト等を利用した広報,教育活動を推進する。医師のみならず,メディカルスタッフ,患者支援に関する情報を充実させる。
(6)コロナ禍等により後退した国際化の回復,拡大を目指す。英語版HPの充実,SNS(ファイスブック,ツイッター等)の積極的活用を介して国際的情報発信を促進し,本学会の国際化,年次集会への海外からの応募演題数,参加者数などの大幅な拡充をはかる。
(7)著作権侵害行為,SNSを用いた誹謗中傷行為など,情報化に伴う規約作りを弁護士,倫理委員会などと連携して推進する。
(8)バナー広告獲得等による財政の安定化を図る。

ニュースレター小委員会 【10名】(五十音順)
委員長
小嶋 俊久(名古屋医療センター)

委員
浅井 秀司(名古屋大学)
東 千夏(琉球大学)
金澤 洋(青森県立中央病院)
田中 栄一(東京女子医科大学)
田巻 弘道(聖路加国際病院)
西本 華子(神戸大学医学部附属病院)
原 良太(奈良県立医科大学附属病院)
平田 信太郎(広島大学病院)
山田 和徳(金沢医科大学)

 活動内容
ニュースレター小委員会は年4回発刊される日本リウマチ学会のニュースレターのコンテンツ作成・執筆依頼等の業務を行なっています。委員は委員長を含めて10名(担当事務1名)です。ニュースレターという媒体の性格上、可能な限り全国各支部から委員になっていただいています。
委員会は年4回学会事務局で編集会議を行い、執筆者の選定と掲載内容の決定を行なっています。会議では委員の先生方が気楽に執筆者を推薦できるよう、アットホームな雰囲気を目指して行なっています。各号の校正作業は各委員にメールでお願いして行なっています。実はこの校正作業が一番重要(大変)で、各委員の先生方の忙しい時間を割いていただき、用語や文脈等多岐にわたる校正をしております。時には御高名な先生の文章にも僭越ながら修正案を提案させていただく場合もあり、御無礼がありましたらこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
多くの先生方から「楽しみにしています」「あの記事は興味深かった」等の感想もいただいており、苦労して編集した甲斐があり、嬉しい限りです。今後も執筆依頼が届きましたら是非御協力いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

関連リンク

学術集会委員会 【5名】
委員長
田中 良哉(産業医科大学)

委員
高木 理彰(山形大学)
川上 純(長崎大学大学院)
高窪 祐弥(山形大学)
岩本 直樹(長崎大学大学院)

 活動内容
学術集会委員会は財務担当委員会、プログラム担当委員会、会長および総務担当の業務・役割を定め、学会主導による学術集会開催にあたって各々の役割、任務、権限などを整備しています。また、5年先までの学術集会会場あるいは運営業者を選定し、健全で透明性のある学術集会運営を目指した活動を行っています。

 2023年度
 事業計画
・JCR2023の開催(会期:2023年4月24日~4月25日,福岡国際会議場ほか)
※現地開催(オプションとして教育研修講演はオンデマンド視聴可能)
・JCR2024開催にむけての準備(会期:2024年 4月18日~4月20日,神戸コンベンションセンター)

学術集会財務担当委員会 【5名】(五十音順)
委員長
土橋 浩章(香川大学)

委員
門野 夕峰(埼玉医科大学)
川上 純(長崎大学大学院)
高木 理彰(山形大学)
南木 敏宏(東邦大学)

学術集会プログラム担当委員会 【12名】(五十音順)
委員長
桑名 正隆(日本医科大学)

副委員長
藤尾 圭志(東京大学大学院)
小嶋 俊久(名古屋医療センター)

委員
石井 優(大阪大学大学院)
岡本 奈美(大阪労災病院)
金子 祐子(慶應義塾大学)
五野 貴久(日本医科大学)
高橋 伸典(愛知医科大学)
田村 直人(順天堂大学)
中川 夏子(兵庫県立加古川医療センター)
中島 亜矢子(三重大学医学部附属病院)
松本 卓巳(東京大学)
宮本 健史(熊本大学)

財務委員会 【9名】(五十音順)
委員長
土橋 浩章(香川大学)

委員
川上 純(長崎大学大学院)
高木 理彰(山形大学)
南木 敏宏(東邦大学)
針谷 正祥(東京女子医科大学)
藤尾 圭志(東京大学大学院)
堀内 孝彦(福岡市民病院)
村川 洋子(島根大学医学部附属病院 )
持田 勇一(横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター)

 活動内容
以下の方針で委員会を運営しています。
1)行動計画
学会予算の適正な運用を目指し、持続可能な学会運営を支える経営基盤を構築し運営を維持する。

 2023年度
 事業計画
(1) 予算管理体制を明確にし,学会予算の運用と持続運営可能な経営基盤を構築する。
(2) 今後必要となる予算をまとめ,受益者負担の適正な割合となるよう,その調達と運用を計画的に行っていく。

基礎研究推進委員会 【16名】(五十音順)
委員長
石井 優(大阪大学大学院)

副委員長
高柳 広(東京大学大学院)
藤尾 圭志(東京大学大学院)

委員
浅原 弘嗣(東京医科歯科大学大学院)
大村 浩一郎(神戸市立医療センター中央市民病院)
岡田 随象(東京大学大学院)
門野 夕峰(埼玉医科大学)
熊ノ郷 淳(大阪大学大学院)
田中 栄(東京大学大学院)
冨田 哲也(森ノ宮医療大学大学院)
南木 敏宏(東邦大学)
西田 圭一郎(岡山大学大学院)
松本 功(筑波大学大学院)
三宅 幸子(順天堂大学大学院)
宮本 健史(熊本大学)
山岡 邦宏(北里大学)

 活動内容
「基礎研究の推進なくして、学問の未来はない」――近年のリウマチ臨床の大きな進歩は、その数十年前に遡る豊富な基礎的研究成果がその礎になっています。さらに次の時代のリウマチ医療を発展させるためには、いまこの時代にも、本領域の基礎研究をさらに推進していくことが重要であります。日本リウマチ学会・基礎研究推進委員会では、学会全体として本領域の基礎研究を発展させるために、世界トップレベルの基礎研究者を招いてベーシックリサーチカンファレンスを年1回開催するほか、学会内外との連携体制によりリウマチ学の基礎研究を推進するための様々な取り組みを今後行っていきます。また今年度より、若手医師・研究者により構成されるサブコミッティを新たに設けることで、次世代の本領域を担う人材の育成にも積極的に取り組んでいます。

 2023年度
 事業計画
(1) 引き続き基礎学術集会として開催することを目標として,基礎研究の推進と基礎研究発表の場,基礎研究者の人的交流の場を提供すると同時に,魅力あふれるプログラムを創造する。
(2) 世話人制度を継続することで,会長を中心としたプログラムの内容,スポンサーの獲得,開催施設について責任を持って検討を行い,継続的に管理を行える体制を構築する。
(3) 次々回についても会長と相談し,早めに動きだし会場を確保する。
(4) J-STAR-BRにて,色々なアクティビティーやプログラムを企画して,若手の先生方のご意見を反映させていく。
【第10回JCRベーシックリサーチカンファレンス】
会期:2023年11月24日(金)~25日(土)
会場:富士ソフトアキバプラザ(東京都千代田区神田練塀町3)
会長:藤尾 圭志 委員
・ 特別講演や教育講演を開催予定
・ J-STAR-BR企画によるセッションを開催予定
(5) 若手基礎研究者の育成を目的としてJCR基礎研究次世代育成セミナーを計画する。

男女若手共同参画委員会 【13名】(五十音順)
委員長
中川 夏子(兵庫県立加古川医療センター)

副委員長
渥美 達也(北海道大学大学院)

委員
伊藤 聡(新潟県立リウマチセンター)
岩本 卓士(慶應義塾大学)
金子 祐子(慶應義塾大学)
岸本 暢将(杏林大学)
下山 久美子(浜松医科大学)
高窪 祐弥(山形大学)
坪井 秀規(大阪労災病院)
中嶋 蘭(京都大学)
松下 功(金沢医科大学)
桃原 茂樹(博恵会/慶應義塾大学)
山口 絢子(産業医科大学病院)

 活動内容
男女若手共同参画委員会は、2014年4月、女性会員支援推進小委員会として発足しました。まず、学会員を対象に今後の活動の礎とすべく実施したアンケート調査の結果、ロールモデルの提示が学会の最優先課題と考え活動を開始しました。2015年から男女共同参画委員会と改名、ホームページ上で女性医師のキャリア継続のロールモデルの提示を行うとともに学術集会での活動などを紹介してきました。学術集会の活動は、委員会企画シンポジウムや展示ブースでの特設コーナーでのトークショー等が中心となっています。また、学会の各委員会委員、学術集会の座長やシンポジストにおける女性の割合も増えてきています。
他の学会に比べて委員会発足は決して早くはありませんでしたが、諸先生方のご理解やサポートもあって、その実績は着実に出てきています。2019年度からは男女若手共同参画委員会と改名し、女性に限らず若手が活躍できる学会作りに邁進していきたいと考えています。

 2023年度
 事業計画
(1) 引き続き,男女若手が協働してリウマチ学の発展に尽くせる環境作りを考え,女性や若手を活用するための方法について,様々な方向から議論を重ねていく。
(2) 女性,若手がより積極的に学会活動に参加できるような土壌作りを推進する。
(3) 当委員会の取り組みやその成果をホームページ,SNS等で発信していく。
(4) 男女若手共同参画奨励賞のさらなる発展に向けた作業を進める。
(5) JCRにおいての委員会企画を継続的に充実させる。
(6) 新たなアンケートを展開し,当委員会の活動を進化させていく。

関連リンク
男女若手共同参画委員会

利益相反マネジメント委員会 【6名】(五十音順)
委員長
渥美 達也(北海道大学大学院)

副委員長
中川 夏子(兵庫県立加古川医療センター)

委員
佐藤 正夫(海津市医師会病院)
仲村 一郎(国立障害者リハビリテーションセンター病院)
松本 功(筑波大学大学院)
小笠原 彩子(弁護士)

 活動内容
日本リウマチ学会では一般的な医学研究の他、新規治療薬の市販後調査や各種ガイドラインの策定などを重要な事業としているため、特定の企業活動に関与していることが多くなっています。その結果、教育・研究・指導・広報といった学術機関としての責任と、産学連携活動に伴い生じる個人が得る利益とが衝突・相反する状態が必然的、不可避的に発生してきます。この状態が「利益相反(conflict of interest : COI)」です。本委員会においては、臨床研究の公正・公平さの維持、学会発表での透明性、かつ社会的信頼性を保持しつつ産学連携による医学研究の適正な推進を図るために、事業活動のCOI指針を策定し、適切なCOIマネジメントによって、常に正当な研究成果を社会へ還元する努力を重ねています。

 2023年度
 事業計画
(1) 日本リウマチ学会員の利益相反マネジメントを適正に行う。
(2) 今後も日本医学会および日本内科学会のCOIに関する指針の改訂が示された場合には,日本整形外科学会ほかリウマチ関連学会などの動向を見ながらJCRの現状に即した形で改訂作業を進めていく。

倫理委員会【4名】(五十音順)
委員長
田中 栄(東京大学大学院)

副委員長
川人 豊(京都府立医科大学大学院)

委員
伊藤 宣(倉敷中央病院)
三村 俊英(埼玉医科大学)

 活動内容
倫理委員会は学会における倫理的な諸問題を議論する委員会です。本委員会では具体的には下記のような問題を扱います。
①医学倫理:主に被検者保護に関わる倫理的課題です。被検者保護が十分ではない医療
②研究倫理:研究不正、データねつ造などに関わる倫理問題
③その他:ハラスメントなど。特に人に関わる研究はヘルシンキ宣言の遵守と臨床研究法による法整備が行われ、医学研究者にとって重要な課題です。委員会ではこの様な点の周知を行うと共に、学会の発表等に関しても、人権や研究に関わる倫理的な問題が発生しない様に発表者に注意を促す仕組み作りを検討いたします。

 2023年度
 事業計画
(1) 学術集会などで倫理講演を行い会員の倫理に対する認識を高めていく。
(2) 学会内で発生する倫理問題についての検討を行い理事会へ答申していく。

ガイドライン委員会 【5名】(五十音順)
委員長
田中 栄(東京大学大学院)

委員
石川 肇(新潟県立リウマチセンター)
大西 輝(京都大学医学部附属病院 リウマチセンター)
土橋 浩章(香川大学)
藤尾 圭志(東京大学大学院)

 活動内容
ガイドライン委員会は、リウマチ性疾患の診療や治療に役立つ診療情報や治療薬の情報の最新化のために、ガイドラインの作成や改訂を行う委員会です。全身性エリテマトーデス診療ガイドライン小委員会、関節リウマチ治療薬ガイドライン小委員会、MTX診療ガイドライン小委員会などがあります。ガイドライン作成に役立つ情報の提供や、ガイドライン作成に携わる人材の育成にも努めていきます。

MTX診療ガイドライン小委員会 【8名】(五十音順)
委員長
亀田 秀人(東邦大学)

委員
小池 竜司(東京医科歯科大学)
多田 昌弘(大阪公立大学)
中島 亜矢子(三重大学医学部附属病院)
房間 美恵(宝塚大学)
藤井 隆夫(和歌山県立医科大学)
山岡 邦宏(北里大学)
山西 裕司(広島リウマチ・内科クリニック )

 活動内容
メトトレキサート(MTX)は関節リウマチ治療のアンカードラッグとなっており、他のリウマチ性疾患にもしばしば用いられます。しかし日本ではニューモシスチス肺炎やリンパ増殖性疾患など諸外国とは異なる有害事象のプロファイルが認められていることにも鑑みて、日本独自のMTX診療ガイドライン(現名称はMTX使用と診療の手引き)を策定し、新たな安全性・有効性のエビデンスの蓄積や、皮下注射製剤を含めた新たな適応申請・承認状況に応じて適宜改訂しており、2023年改訂版が最新のものとなっています。2019年には学会誌Modern Rheumatology 29(1):31-40にも英文で掲載して海外にもガイドライン情報を発信しており、患者さん向けの説明パンフレットも作成、適宜改訂しています。今後も適宜改定を予定しています。

 2023年度
 事業計画
MTX診療にかかわる進捗があり手引きに修正が必要な場合、委員会を開催し手引きの修正を検討する。

全身性エリテマトーデス診療ガイドライン小委員会 【9名】(五十音順)
委員長
渥美 達也(北海道大学大学院)

委員
大村 浩一郎(神戸市立医療センター中央市民病院)
奥 健志(北里大学)
武井 修治(鹿児島大学)
田村 直人(順天堂大学)
新納 宏昭(九州大学病院)
廣村 桂樹(群馬大学医学部附属病院)
村島 温子(国立成育医療研究センター)
和田 隆志(金沢大学大学院)

 活動内容
全身性エリテマトーデス(SLE)は、有病率0.1%ほどと本学会が対象にする疾患のなかでは頻度が比較的高い症候群です。しかし、臨床的に極めて多様性に富んだ疾患なので、治療の標準化は困難といわれていました。本小委員会では、厚生労働省自己免疫研究班SLE分科会との共同作業により、慎重な討議を重ね、SLE診療ガイドラインを作成して2019年秋に発刊しました。このガイドラインはSLEの診療に直接あたる専門医を対象に執筆されており、診断、各臓器病変の治療、患者管理、抗SLE剤毎の使用対象や方法など、診療に有用な情報を専門医が参照できるよう構成されています。世界のエビデンスをもとに、未承認薬使用を含めて、「推奨する」「提案する」「考慮する」の3段階の強度で推奨文が整理されているので、作成にかかわったエキスパートの意見がよくわかる記載になっています。
本委員会では、上記SLEガイドラインの作成管理のほか、SLEの治療薬が承認されるとそれぞれの薬剤の「使用のてびき」を公開して、市販後調査やJCR会員の皆様の日常診療にお役立ていただくべく努力をつづけています。

 2023年度
 事業計画
当該年度は具体的な改定作業をおこなうことが決定されている。腎炎に関するチャプターは,日本腎臓学会との合同チームによって推奨文の改訂をおこなう。また,新規の抗ループス薬の承認や主要なエビデンスがあらたにでている情報については,全体の改訂の完了に先んじてホームページ等に公開する予定である。

関節リウマチ診療ガイドライン小委員会 【9名】(五十音順)
委員長
針谷 正祥(東京女子医科大学)

副委員長
川人 豊(京都府立医科大学大学院)

委員
金子 祐子(慶應義塾大学)
岸本 暢将(杏林大学)
小嶋 俊久(名古屋医療センター)
田中 栄一(東京女子医科大学)
柱本 照(神戸大学大学院)
平田 信太郎(広島大学病院)
宮前 多佳子(東京女子医科大学)

 活動内容
関節リウマチ治療は、疾患活動性の低下および関節破壊の進行抑制を介して、長期予後の改善、特にQOLの最大化と生命予後の改善が目標とされています。この目標を達成するため、当委員会では、関節リウマチ診療ガイドラインおよび生物学的製剤・JAK阻害薬の製造販売後調査(PMS)のためのガイドを作成しています。PMSや臨床試験などでの十分な知見が得られた薬剤については、手引きを作成しています。

 2023年度
 事業計画
関節リウマチ診療ガイドラインの改訂を、厚生労働省研究班と協力して進める。
関節リウマチに(RA)に対する各種薬剤の手引きと全例市販後調査のための適正使用ガイドを必要に応じて,再改訂する。

AI医療推進委員会 【10名】(五十音順)
委員長
川上 純(長崎大学大学院)

副委員長
石井 優(大阪大学大学院)

委員
猪狩 勝則(東京女子医科大学)
池田 啓(独協医科大学)
大村 浩一郎(神戸市立医療センター中央市民病院)
金子 祐子(慶應義塾大学)
田村 直人(順天堂大学)
冨田 哲也(森ノ宮医療大学大学院)
藤尾 圭志(東京大学大学院)
保田 晋助(東京医科歯科大学)

 活動内容
今後のリウマチ学のイノベーションには人工知能(artificial intelligence:AI)とIoT(Internet of Things)に対する基本的な理解は非常に重要と思われますが、私たちの分野において、これらに関する学会発表や論文は非常に少ないのが現状です。日本リウマチ学会(JCR)は2018年度から人工知能医療推進委員会を設置し、今年の年次学術集会では人工知能医療推進委員会企画シンポジウムを企画し、また、GSK医学教育事業助成を受けてのシンポジウムについても3年計画で進めています。後者のAI技術とリウマチ学の接点を醸成する医学教育事業:AI技術が切り拓く新たなリウマチ学に向けた教育シンポジウムは、一回目が今年の6月23日に東京で開催されましたが、受講者から非常に多くの質問とコメントをいただき、高い関心度を再認識しました。これは二回目が大阪で9月22日、三回目が来年1月26日に福岡で予定されています。時代のcutting edgeを皆さんと共有しながら、これらテクノロジーのリウマチ学への導入・応用を考えて行きたいと思います。

 2023年度
 事業計画
これまでのシンポジウムにより一定の成果はあるが,会員,特にシンポジウムに参加された会員の中には実用に近いAI技術を求める方もいる。そのような方達には少人数制の半日程度の勉強会などでより高度な内容を提供する必要があるとみられるため,会員のAIに関するニーズを確認するためアンケートを行い,どのような内容,開催形態であれば参加したいかなどを収集し,その結果をもとに内容や開催形態,またそれに合わせた予算を検討していくこととする。

臨床研究推進委員会 【9名】(五十音順)
委員長
針谷 正祥(東京女子医科大学)

副委員長
矢嶋宣幸(昭和大学)

委員
池田 啓(独協医科大学)
川畑 仁人(聖マリアンナ医科大学)
栗田 宜明(福島県立医科大学)
佐田 憲映(高知大学)
中山田 真吾(産業医科大学)
野間 久史(統計数理研究所データ科学研究系)
平田 信太郎(広島大学病院)

 活動内容
臨床研究推進委員会のミッションは、日本からリウマチ性疾患に関するより質の高い臨床研究を発信するために、JCR会員の臨床研究に関する知識の習得と理解の向上をサポートし、これからの臨床研究を担う人材を育成することです。そのため、JCR学術集会ならびに各支部集会での講演活動、臨床研究トレーニング合宿、統計解析サポート事業などを通して、若手臨床研究者の育成と良質な臨床研究の推進をサポートしています。また、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)臨床医学担当職員の募集に関する情報提供も行っています。

 2023年度
 事業計画
(1) JCR学術集会と各支部集会での臨床研究に関するレクチャーの実施。
(2) 2023年7月7日~9日の3日間,第5回JCR臨床研究トレーニング合宿をセミナーハウス クロスウェーブ府中(東京都府中市)にて開催する。
(3) 臨床研究の統計学的解析に関するコンサルテーションシステムの運用。
(4) 臨床研究手法に関するウエブセミナーの実施

関連リンク
臨床研究推進委員会


J-STAR委員会 【8名】(五十音順)
*Japanese Scientists To Advance Rheumatology - Basic Research / Clinical Research / International Relationship
委員長
橋本 求(大阪公立大学大学院)

委員
加藤将(北海道大学大学院)
菊田順一(神戸大学大学院)
小松紀子(東京医科歯科大学)
佐田憲映(高知大学)
中山田真吾(産業医科大学)
西出真之(大阪大学大学院)
矢嶋宣幸(昭和大学)

J-STAR-BR小委員会(基礎) 【14名】(五十音順)
委員長
中山田 真吾(産業医科大学)

副委員長
菊田 順一(神戸大学大学院)
小松 紀子(東京医科歯科大学)

委員
浅井 秀司(名古屋大学大学院)
小俣 康徳(東京大学)
古賀 智裕(長崎大学大学院)
近藤 裕也(筑波大学)
白井 剛志(東北大学大学院)
竹下 勝(慶應義塾大学)
田中 繁(千葉大学)
土屋 遥香(東京大学)
日和 良介(京都大学大学院)
三苫 弘喜(九州大学病院別府病院)
村山 豪(順天堂大学)

J-STAR-CR小委員会(臨床)【8名】(五十音順)
委員長
矢嶋 宣幸(昭和大学)

副委員長
佐田 憲映(高知大学)

委員
木原 まり(医薬品医療機器総合機構)
近藤 泰(慶應義塾大学)
西脇 宏樹(昭和大学藤が丘病院)
林 啓悟(岡山大学)
福井 翔(杏林大学)
宮川 一平(産業医科大学)

J-STAR-IR小委員会(国際)【29名】(五十音順)
委員長
加藤 将(北海道大学大学院)

副委員長
西出 真之(大阪大学大学院)

委員
安部 沙織(筑波大学附属病院)
石井 悠翔(Emory University)
磯村 洋平(日本医科大学)
遠山 将吾(京都府立医大大学院)
小俣 康徳(東京大学整形外科)
神田 真聡(札幌医科大学医学部)
神田 友梨恵(産業医科大学医学部)
久我 大雅(順天堂大学医学部)
國下 洋輔(横浜南共済病院)
久保 智史(産業医科大学医学部)
河野 通仁(北海道大学病院)
近藤 泰(慶應義塾大学病院)
千藤 荘(神戸大学医学部附属病院)
田巻 弘道(学校法人聖路加国際大学 聖路加国際病院)
土屋 遥香(東京大学医学部)
中坊 周一郎(アメリカ国立衛生研究所)
朴 正薫(第二大阪警察病院)
長谷川 哲雄(ケンブリッジ大学医学部分子生物学研究所)
藤井 渉(京都府立医科大学大学院医学研究科)
松田 翔悟(大阪医科薬科大学)
峯岸 薫(横浜市立大学大学院医学研究科)
宮部 斉重(聖マリアンナ医科大学医学部)
山口 公一(ピッツバーグ大学)
山村 裕理子(University of Glasgow)
吉田 常恭(京都大学大学院医学研究科内科学講座)
和田 琢(埼玉医科大学)
渡部 龍(大阪公立大学大学院医学研究科)

調査研究委員会
委員長
田中 栄(東京大学大学院)

製造販売後調査小委員会 【10名】(五十音順)
委員長
岡本 奈美(大阪労災病院)

副委員長
桑名 正隆(日本医科大学)

委員
阿部 麻美(新潟県立リウマチセンター)
髙木 理彰(山形大学)
高橋 伸典(愛知医科大学)
中島 敦夫(上野透析クリニック)
中島 亜矢子(三重大学医学部附属病院)
中山田 真吾(産業医科大学)
西田 圭一郎(岡山大学大学院)
藤井隆夫(和歌山県立医科大学)

 活動内容
製造販売後調査(post marketing surveillance; PMS)とは、医薬品の適切な使用方法の確立を目的に、医薬品の品質、有効性および安全性に関する情報の収集、検出、確認または検証のために行う調査又は試験の総称です。医薬品の製造販売後安全対策として「再審査制度」「再評価制度」「副作用・感染症報告制度」が定められており、この制度を成り立たせるための「医薬品リスク管理計画」の一つがPMSです。
臨床試験を経て認可された医薬品は、大勢の患者さんに使用されることになります。認可時の有効性と安全性の情報は、限られた条件の下に実施された臨床試験(治験)で収集されたもので、検討症例数が限られていること、年齢・合併症・併用薬などに制限のある患者さんからのデータであること、短い投与・観察期間であること、データが集団としての評価であること、専門医の管理下での投与であることなど、様々な制約があります。従って、認可後の医薬品が、様々な状況にある患者さんに用いられる場合、起こりうる副作用や感染症を予知するには、認可時までの情報は必ずしも十分ではないとされます。特に臨床試験から除外されることの多い小児、高齢者、妊産婦、肝機能障害や腎機能障害を有する患者も含む情報(特定使用成績調査)を収集していくことが重要とされます。
日本リウマチ学会(JCR)PMS小委員会では、現在、厚生労働省からの協力依頼を受けた理事会の指示のもと、リウマチ性疾患医薬品のPMSによる有効性・安全性の調査結果について、定期的に企業から報告を受け、調査方法のあり方、副作用を中心とした調査結果等の妥当性などを中心に討議し、状況に応じて、修正や改善の必要性を提言しています。必要に応じて医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提言を行うこともあります。2003年7月から2023年7月までの20年間に、関節リウマチなど6疾患に対する20薬剤以上のPMSに携わってきました。個々の委員は製造販売後調査結果を学会発表や論文発表する際のまとめに参画する場合もあります。現在、JCR PMS小委員会は、利益相反関係に十分配慮しながら、高い倫理観のもとリウマチ性疾患のPMS活動に積極的に携わっています。

小児リウマチ調査検討小委員会 【12名】(五十音順)
委員長
森 雅亮(東京医科歯科大学大学院)

副委員長
清水 正樹(東京医科歯科大学)

委員
伊藤 秀一(横浜市立大学大学院)
伊藤 保彦(日本医科大学)
梅林 宏明(宮城県立こども病院)
岡本 奈美(大阪労災病院)
小林 一郎(KKR札幌医療センター)
武井 修治(鹿児島大学)
冨板 美奈子(下志津病院)
西小森 隆太(久留米大学)
宮前 多佳子(東京女子医科大学)
八角 高裕(京都大学医学部附属病院)

 活動内容
本委員会は、①厚労科研難治性疾患等政策研究事業研究班における小児リウマチ性疾患担当医の横断的な情報統合と協働、②小児リウマチ性疾患の診療ガイドラインの作成、③小児リウマチ性疾患に関する調査研究を、3つの柱に活動しています。
具体的には、厚労科研難治性疾患等政策研究事業研究班における小児リウマチ領域全般の方向性や協力態勢を確認しながら、それぞれのプロダクトの検証を行っています。これまで、「若年性特発性関節炎初期診療の手引き」、「小児における生物学的製剤使用の手引き」を公表してきましたが、2018年には日本小児リウマチ学会および厚労研究班の協力のもとに作成された小児全身性エリテマトーデス,若年性皮膚筋炎,小児期シェーグレン症候群の診療の各手引きを、本学会編として発刊しました。
また、眼科や皮膚科など他学会と協同して、小児リウマチ性疾患に関わる診療の手引きを手掛けており、その周知・啓蒙を図っています。最近では、眼科医とともにぶどう膜炎WGを設置して、小児の非感染性ぶどう膜炎の治療ガイドラインを作成しました。今後も小児リウマチ性疾患をもつ患者のために、上記活動を精力的に継続して推進していきます。

 2023年度
 事業計画
① 2022年度と同様に,厚労科研の関連する難病研究関連班,アンメットニーズ班,移行期バイオ班およびRA診療ガイドライン分科会において,小児領域を担当する委員の中で情報交換と必要な協議を行い,協力体制等について検討していく。
② 2009年に発刊した「トシリズマブ治療の理論と実際」の初版から10年以上を経過し,新たな知見や適用追加も取得したため,トシリズマブの使用実態・ガイドラインの改訂作業を行い,2022年度に作業が完了した。2023年度刊行予定。
③ JCR HP上の「メディカルスタッフのためのライフステージに応じた関節リウマチ患者支援ガイド」 https://www.ryumachi-jp.com/medical-staff/life-stage-guide/と併記して,「JIAメディカルスタッフ向け手引き・患者向け支援ブック」を掲載し,JIA診療に関与されるメディカルスタッフおよび患者に広く本疾患のことを啓発していく。
④ 「小児SLE診療ガイドライン」の作成について,本委員会にて担当WGを設置し,小児リウマチ学会,小児腎臓病学会,小児神経学会,小児皮膚科学会,小児眼科学会から代表者・担当者を募り,本学会リウマチ膠原病内科医にも適宜ご意見を頂きながら,厚労省研究班と協同作業で,2023年度末までに公表を目指す。

膠原病妊娠登録小委員会 【10名】(五十音順)
委員長
中島 亜矢子(三重大学医学部附属病院)

委員
磯島 咲子(昭和大学)
一瀬 邦弘(島根大学)
岩田 恭宣(金沢大学)
奥 健志(北里大学)
金子 佳代子(国立成育医療研究センター)
佐田 憲映(高知大学)
藤尾 圭志(東京大学大学院)
松下 雅和(順天堂大学)
宮前 多佳子(東京女子医科大学)

顧問
田中 良哉(産業医科大学)
村島 温子(国立成育医療研究センター)

 活動内容
全身性エリテマトーデスや関節リウマチは若い女性患者も多く、妊娠・出産は重要な課題です。新薬の登場などによる治療成績の向上もあって妊娠希望患者が増えてきています。しかし、当該領域において質の高い疫学研究は少ないため、臨床現場での試行錯誤が続いてきました。このような現状を改善するためにもオールジャパンで質の高いエビデンス創出をしていく必要があると、本委員会が立ち上がりました。そして、本学会主導の登録研究として初めて「我が国の若年全身性エリテマトーデス患者の妊娠転帰を含む長期・短期予後に関する前向きコホート研究(PLEASURE-J)」が2017年からスタートし、登録が順調に進んでいます。今後は関節リウマチをはじめ他の疾患対象の登録調査も行っていく予定です。

 2023年度
 事業計画
(1) 『我が国の若年全身性エリテマトーデス患者の現状と妊娠転帰を含む長期・短期予後に関する前向きコホート研究(PLEASURE-J研究)』への症例集積と研究の推進
(2) サブコホートとして『妊娠コホート』および『SLE患者からの出生児コホート』への症例集積と研究の推進
(3) PLEASURE-Jコホートを用いた臨床研究(リサーチクエスチョン:RQ)の公募と承認
(4) 2024年度日本リウマチ学会での当委員会関連のシンポジウムでの発表計画
(5) ニュースレターを発行し,活動を広報する

移行期医療検討小委員会【11名】(五十音順)
委員長
森 雅亮(東京医科歯科大学大学院)

委員
井田 弘明(久留米大学)
伊藤 秀一(横浜市立大学大学院)
梅林 宏明(宮城県立こども病院)
金子 敦史(東信よしだ内科・リウマチ科)
金子 佳代子(国立成育医療研究センター)
桐野 洋平(横浜市立大学大学院)
武井 修治(鹿児島大学)
西山 進(倉敷成人病センター)
坂東 由紀(北里大学)
持田 勇一(横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター)

 活動内容
本委員会は、成人した小児期発症リウマチ性疾患患者の成人診療科への円滑な移行を目的とした指針として、活動を行っています。
①リウマチ性疾患の移行期医療に対する認知・理解の促進、②成人診療科リウマチ医を対象とした移行期医療ガイドラインの作成、③移行支援ツールの掲示や開発、④移行期医療を支援するコメディカルスタッフの養成
本小委員会は2018年度途中で設立された新設委員会ですが、学術集会での移行期医療に関連したプログラムを企画し、移行支援ツールとしてのリウマチ移行支援手帳(MIRAI TALK)を作成も行いました。この手帳は患者が所有し,小児科受診中の医療情報を記録して成人診療科へ繋ぐとともに,医療における患者自身の自立を促すことを目的としています。また、成人診療科での移行患者の診療支援を目的とした医療情報の提供として、学会ホームページに移行期医療の説明,小児期発症関節炎の評価ツール(JADAS-27),小児リウマチ診療施設の情報等を掲載し、成人リウマチ科と協同した成人移行の支援に努めています。

 2023年度
 事業計画
① 2022年度と同様に,成人移行患者の各地区での受け入れ可能施設リストの周知・普及を図り,スムースな転科を推進する。その他,眼科,皮膚科,リハビリテーション科などの連携も引き続き模索していく。
② JCRホームページを活用し,成人科医向け移行支援ガイドダイジェスト版の掲載を検討し,情報の周知・啓蒙を図っていく。
③ 自己炎症性疾患の移行についても,日本免疫不全・自己炎症学会移行期医療ワーキンググループと連携して検討していく。
④ 2022年度に実施した「小児リウマチ性疾患の成人移行患者における,小児科から成人診療科への紹介と受け入れの実態調査に基づいた全国的な診療ネットワークの構築」のアンケート調査結果を集計し,小児科-成人リウマチ診療科とのシームレスな全国診療ネットワークの構築していく。

アドホック委員会
高齢発症RA調査委員会【6名】(五十音順)
委員長
金子 祐子(慶應義塾大学)

委員
池田 啓(独協医科大学)
柏倉 剛(市立秋田総合病院)
小林 浩子(南福島クリニック)
杉原 毅彦(東邦大学医療センター大森病院)
桃原 茂樹(博恵会/慶應義塾大学)

HCQ療法の使用調査委員会【5名】(五十音順)
委員長
金子 祐子(慶應義塾大学)

委員
土橋 浩章(香川大学)
中山田 真吾(産業医科大学)
花岡 洋成(慶應義塾大学)
横川 直人(東京都立多摩総合医療センター)

帯状疱疹ワクチン調査対策委員会【8名】(五十音順)
委員長
金子 祐子(慶應義塾大学)

委員
石井 智徳(東北大学)
今福 信一(福岡大学)
越智 小枝(慈恵医科大学)
花岡 洋成(慶應義塾大学)
宮崎 佑介(産業医科大学)
山岡 邦宏(北里大学)

外部アド
バイザー
渡邉 大輔(愛知医科大学)

血管炎ガイドライン
委員長
田村 直人(順天堂大学)

シェーグレン症候群ガイドライン
委員長
川上 純(長崎大学大学院)

MTCDガイドライン
委員長
田中 良哉(産業医科大学)

多発性筋炎/皮膚筋炎ガイドライン
委員長
佐藤 慎二(東海大学)

強皮症ガイドライン
委員長
安岡 秀剛(藤田医科大学)

スチル病ガイドライン
委員長
三村 俊英(埼玉医科大学)

JIAガイドライン
委員長
森 雅亮(東京医科歯科大学大学院)

IgG4関連疾患
委員長
川野 充弘(金沢大学附属病院)

ベーチェット病
委員長
岳野 光洋(日本医科大学武蔵小杉病院)

キャッスルマン病・TAFRO症候群
委員長
川上 純(長崎大学大学院)

関節リウマチ患者支援
委員長
松井 利浩(相模原病院)

再発性多発軟骨炎
委員長
清水 潤(聖マリアンナ医科大学)

※その他、火急を要するものは理事会で決定する。