メディカルスタッフのみなさま メディカルスタッフのみなさま

メディカルスタッフのみなさま

メディカルスタッフの皆様へ

日本リウマチ学会はリウマチならびに近縁疾患の研究および診療内容の向上を目的として1957年に設立されました。当時は医師が中心の会でしたが、設立から50年以上が経過し現在の学会員には医師だけでなく様々な職種のメディカルスタッフが加わっています。また年1回の学術集会でもメディカルスタッフの発表やシンポジストとしての登壇が増えてきています。

どうして会員の職種が多様化しているのでしょうか?それはおそらくリウマチ診療の変化によるものだと思われます。

昨今、リウマチ性疾患の診療は激変しました。その中でも大きく変わったもののひとつが治療目標です。もともとの治療目標は病気の症状だけをターゲットにしたものでしたが、最近では患者の社会活動の保持や長期にわたるQoLの維持など生活をターゲットとするものになりました。この新しい治療目標を達成するためには多職種によるチームとしてのアプローチが重要だとされています。

ではそれぞれがチームの一員として活躍するには何が必要でしょうか?例えばチーム内での話し合いについていくためにはリウマチ性疾患の医学的に信頼できる知識が必要ですし、モチベーションを維持するためには先輩方の経験談が有用かもしれません。いずれにせよ自分に必要な情報を得られる環境が近くに存在していることがとても大事なことだと思います。

われわれは日本リウマチ学会があらゆる医療職にとってよりよいリウマチ診療を行うための情報交換の場になればと考えています。これをうけて昨年より学会HPにメディカルスタッフ専用のセクションを作り、ポータルをトップページに設置しました。セクション内には日本全国で活動しているメディカルスタッフからの記事やメディカルスタッフ向けにまとめられた「ライフステージに応じた関節リウマチ支援ガイド」、各疾患や薬剤についてのまとめなどが掲載されています。今後も更なる内容の充実を図る予定です。ご要望などございましたら遠慮なくお知らせください。

みなさまにとって日本リウマチ学会が有用な学びの場となりますことを心よりお祈り申し上げます。