2024年8月8日
第1回目は倉敷中央病院、山口 恵利帆先生が世界のTop Rheumatologistsからメンタリングを受け、プレゼンテーションスキルを磨いていきます。
JCR若手が世界のTop Rheumatologistsとf2f交流!
寺子屋は、英語プレゼンテーション・質疑応答能力の向上、国際舞台で活躍可能な若手の育成を目的に本年より実施され、JCR開幕前日の4月17日(水)に開催されました。ICW(国際ワークショップ)の発表演題について海外の先生方に指導いただくもので、不安に思いながらもとても楽しみにしていました。参加者は20名で、7、6、7名の3クラスに分かれました。Burmester先生、Smolen先生、McInnes先生、各クラスに2名の日本人の先生方がご指導くださいました。私はクラス3でした。開始前は、緊張感でいっぱいでした。McInnes先生は、自己紹介や、ペットの話などをされ、軽やかに緊張をときほぐしてくださいました。各自の20分の持ち時間のなかで、演題の発表を行い、質疑応答、指導となりました。発表が終わるとMcInnes先生は全員を、Great!と褒めてくださいました。先生の問いは、研究の本質にかかわるもので、今まで当然のこととして扱い、まるで公式のように扱っていた事柄に対して説明を求めるものでした。そのうえで、自分の行った研究で得られた結果がどのようなメカニズムによると考えているのかを問われました。答えることは大変難しく、衝撃を受けました。McInnes先生の「メカニズムを考えることを大事にしなさい」「仮説をたてること、仮説が間違えていても落ち込まないこと、また考えればよいこと」と言う言葉は、ずっと大事にしていきたいと思います。終了後には懇親会も開催され、夢のような時間を過ごしました。
ランチパーティーはJCR3日目の4月20日(土)昼に行われ、Travel Awardを受賞された先生方を含む各国の先生方が参加されました。受付でJ-STARの先生方からおそろいの法被をいただき羽織って入室します。ビュッフェスタイルで行われ、途中では自己紹介タイムもありました。おそろいの法被をきっかけに、初対面の先生方とも打ち解けることができました。研究のみならず、各々の母国の文化についても話すことができ、話題が尽きることはありませんでした。貴重な経験となりました。瞬く間に時間が過ぎ、名残惜しいなか散会となりました。 日本にいながらにして海外にいるような経験で、とても刺激的で心が浮き立ちました。リウマチ膠原病という学問の魅力や奥の深さ、海外の先生方と交流することの楽しさを感じ、これからの世界が広がるようでした。
最後になりましたが、このような素晴らしい機会を与えてくださった日本リウマチ学会の先生方、国際委員会の先生方、J-STAR-IR小委員会の先生方に深く感謝申し上げます。