小児リウマチ性疾患の移行期医療と移行期医療小委員会のミッション
移行期医療とは
小児リウマチ性疾患とは、18歳未満で発症したリウマチ性疾患の総称です。疾患の種類は成人発症例と概ね共通していますが、病態や予後、臨床経過、薬理代謝や副作用などには成人にはない小児の特性があります。また、成長・発達や思春期への配慮に加え、家族への支援も重要であることから、小児期には主としてリウマチ専門医を中心とする小児科専門医が診療を担っています。
一方、患者が成人期を迎えると、診療の主体は成人診療科へ移行します。しかし、小児期からの疾患特性や診療体制の違いにより、この移行が円滑に進まないことも少なくありません。そのため、小児科から成人診療科へ、患者が切れ目なく適切な医療を受けられるよう支援する「移行期医療(Transition Medicine)」の重要性が昨今広く認識されています。
このような背景のもと、日本リウマチ学会は2018年に「移行期医療検討小委員会」を設置し、小児リウマチ性疾患患者が安心して成人診療へ移行できる体制づくりに取り組んでいます。
この小委員会がめざすもの
小児期から診療を担ってきた小児科医との連携が重要となりますが、切れ目のない円滑な移行期医療の中心となるのは、患者本人と患者を受け入れる成人診療科の先生方です。
このサイトでは、小児リウマチ性疾患の特性や診療上の留意点に関する情報提供に加え、成人診療科での診療を支援する診療ツールを提供します。
本委員会は、小児科医と成人診療科医との連携を深め、小児リウマチ性疾患患者がライフステージに応じた質の高い医療を継続して受けられる体制の構築を目指しています。さらに将来的には、一人ひとりの患者を小児期から成人期まで継続的に支える「生涯医療」の実現につながることを期待しています。

移行期医療に役立つツール
成人移行JIAおよび日本リウマチ学会AYA世代RA診療支援ハンドブック
MIRAI TALK(ミライトーク)
MIRAI TALK(ミライトーク)は、小児リウマチ性疾患の中学生以上の患者さんが、主な治療内容や合併症などの重要なことについて記録し、自分の健康管理に役立てると共に、病院に受診した時にこれまでの診療情報を伝えることを目的としています。
◇MIRAI TALK(ミライトーク)
ミライトークを希望する方は希望部数を明記の上、日本リウマチ学会までご連絡ください。
日本リウマチ学会
gakkaih@ryumachi-jp.com
小児リウマチ性疾患・自己炎症疾患
若年性特発性関節炎診療における⼩児科・整形外科連携のための10のQ&A
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ガイドライン・手引き
【移行期医療・小児リウマチ性疾患】
- 若年性特発性関節炎診療ガイドライン2024-25年版
- 関節リウマチ診療ガイドライン2024改訂
若年性特発性関節炎 少関節炎型・多関節炎型診療ガイドラインを含む - 小児非感染性ぶどう膜炎初期診療の手引き 2020年版
- 小児全身性エリテマトーデス(SLE)診療の手引き 2018年版
- 若年性皮膚筋炎(JDM)診療の手引き 2018年版
- 小児期シェーグレン症候群(SS)診療の手引き 2018年版
【自己炎症性疾患】
成人スチル病診療ガイドライン 2017年版 [2023年Update]
移行期医療および小児リウマチ リンク集
【移行期医療】
小児全身性エリテマトーデス(SLE)診療の手引き 2018年版
【小児リウマチ】
関連委員会
小児リウマチ調査検討小委員会
移行期医療検討小委員会


