統計解析サポート
この度、日本リウマチ学会は日本のリウマチ・膠原病学における臨床研究の促進を目的として、統計解析サポートを企画いたしました。まずは臨床研究に熱意のある皆様を対象に、統計相談の機会のご提供を開始したいと考えております。統計解析でお困りのことがありましたら、下記の応募概要をご参照の上、積極的にご応募ください。
応募概要
支援基準となる研究:Research Questionが明確、かつ、研究デザイン・統計解析について統計家による
コンサルテーション・統計解析支援を必要とする臨床研究(臨床試験含む)
※計画段階のものからご利用いただけます。少なくとも研究計画書のドラフト版が完成した段階で、お申込みください。臨床試験の場合は、認定資格を持つ試験統計家が、統計解析責任者として参画することも可能です。
※解析段階に入ってからのご相談・論文の査読対応などについても、ご相談をお受けします。
応募対象者 :日本リウマチ学会会員
費用 :30分あたり5,000円(相談者は2,500円負担、JCRが2,500円を補助いたします)
無料(2023年5月以降、30分あたり5000円の費用はJCRが負担いたします。)
主な相談先 :野間久史(統計数理研究所データ科学研究系 教授、JCR臨床研究推進委員会 委員)
相談時間 :1枠30分
(相談内容に応じ、必要相談枠数が変わります。当初30分枠で予約していても、相談内容により、相談時間の延長や、改めて相談枠を取っていただくこともありますので、ご留意ください)
相談方法 :Web会議システム
申し込み方法 :メールで統計相談フォーマットの送付
申し込み先 :JCR臨床研究推進委員会 事務局
TEL: 03-6435-9761/FAX: 03-6435-9762
E-mail: cl_support@ryumachi-jp.com
選定方法 :毎月末毎に応募の締め切りを設け、支援基準に合致する対象者のうち、先着順で最大8枠までまた、支援基準に合致した場合、統計相談の開始は翌月第2火曜日以降となります。支援基準に合致する対象者が該当月の最大枠を超えた場合は、翌月に持ち越しとなります。
企画 :JCR臨床研究推進委員会
注意事項 :本統計解析サポート事業は日本のリウマチ・膠原病学における臨床研究の促進のための事業でありますが、研究内容のコンサルテーションという性格上、相談内容とその対応によっては対応した内容が研究のオーサーシップと重複することが想定されます。場合によっては、相談担当者をオーサーに加える必要性がありますので、「JCR統計解析サポートオーサーシップ」を必ずご参照ください。また、申請書の内容をもとに、委員会が不適当と判断する場合もあります。
相談例
・例数設定
関節リウマチ患者を対象に、歯周病の治療の有無が疾患活動性に影響するか検討することを考えている。どの程度の例数が必要か相談したい。
・欠測値
関節リウマチ患者を対象に、歯周病の治療の有無が疾患活動性に影響するか検討することを考えている。歯周病、交絡因子に欠測が一部見られている。どうすればよいか。
・モデルの仮定・解析方法
関節リウマチ患者を対象に、歯周病の治療の有無が疾患活動性に影響するか検討することを考えている。線形回帰モデルで解析したが、モデルの仮定を満たしているか、解析方法が正しいか相談したい。
・多変量解析時の変数選択、共変量の数
関節リウマチ患者を対象に、歯周病の治療の有無が疾患活動性に影響するか検討することを考えている。多数の変数を測定しているが、多変量解析の際に、どの変数を選べばいいか、どのくらい変数を投入していいか、相談したい。
・以下のものは支援対象外
関節リウマチ患者を対象に、歯周病の治療の有無が疾患活動性に影響するか検討することを考えている。どのような因子を測定したらよいか。