医学生・若手医師のみなさま 医学生・若手医師のみなさま

リウマチ科が担当する疾患

私共の担当する疾患は、大きくリウマチ性疾患と膠原病とに分けられることが多いですが、免疫のしくみが関わることから自己免疫疾患と呼ばれたり、疾患のおこる組織に注目して結合組織病と呼ばれたりもします。

リウマチ性疾患で最も罹病率の高い疾患が「関節リウマチ」で、そのほか「リウマチ性多発筋痛症」「強直性脊椎炎」「乾癬や炎症性腸疾患に伴う脊椎炎」などがあります。膠原病は罹患臓器や検出される自己抗体によって分類され、「全身性エリテマトーデス」「皮膚筋炎・多発性筋炎」「シェーグレン症候群」「血管炎症候群」「ベーチェット病」「成人スティル病」などが含まれます。さらに血管炎症候群は「高安動脈炎」や「ANCA関連血管炎」など、より細かく分類されます。

リウマチ性疾患や膠原病は、関節、皮膚、肺、腎臓、心臓、消化管、神経、眼、耳など様々な臓器に病変が出現する可能性があることが特徴で、総合的な内科診療の視点も重要です。

リウマチ科が担当する疾患