医学生・若手医師のみなさま 医学生・若手医師のみなさま

子育てをしながらリウマチ内科医を目指して

佐藤 由利子
佐藤 由利子
杏林大学医学部付属病院 腎臓リウマチ膠原病内科

私は平成25年に東京女子医科大学を卒業し、同大学病院で2年間の初期研修を行い、杏林大学医学部付属病院 腎臓リウマチ膠原病内科に入局しました。現在は、病棟管理と、週に1回の外来を担当しています。

リウマチ膠原病疾患は、あらゆる臓器に障害が生じる可能性があり、急性期で全身管理を要する病態から慢性期まで診る必要があります。時には、診断、治療に難渋する症例もありますが、すぐに相談できる恵まれた環境で仕事をさせていただいています。長期にわたり治療を要することも多く、患者様と信頼関係を構築しながら、寄り添えることは大きな魅力であると感じています。症状が改善し、「先生に診てもらえて良かった」と喜んでいただけることもあり、とてもやりがいを感じます。

私は、入局3年目に出産し、現在は、女性医師復帰支援枠(当直免除、時短勤務)を利用しながら仕事をしています。育児との両立は大変なこともありますが、温かいサポートを受けながら、楽しく仕事を続けられていることに感謝します。これからは、支えて下さった先生方に、恩返しができるよう頑張りたいと思います。

リウマチ膠原病領域の診断、治療は日々進歩しており、患者様により良い医療が提供できるように、今後も精進していきます。