日本リウマチ学会について 日本リウマチ学会について

2022年度受賞者

村川洋子先生

男女若手共同参画奨励賞 個人賞

島根大学医学部 村川 洋子先生

 この度、第一回男女若手共同参画奨励賞を受賞いたしました。

 このような賞をいただけるとは思っておりませんでしたので、村島温子先生から推薦のご連絡を頂戴しました時には驚きましたが、両先生のお気持ちを大変嬉しく思いました。学会の女性会員支援小委員会、男女共同参画委員会で行ったことを対象とした受賞と思います。女性会員支援小委員会の委員長に就任した時のN Lには「何をすべきか模索中」と執筆させていただいたと記憶しております。それまでに、中国四国支部で、女性リウマチ医の会を作り、女性医師のコミュニケーションの場ができましたが、学会で女性医師だけで集合して講演会を開くのは異なると思い、女性役員を増やすこと、全ての会員(とくに指導的立場の男性医師)にも考えていただけるような場を作ることを委員会の皆様と共に活動し、成果を治めることができました。

 受賞という栄誉を賜われたのも一緒に活動して下さった委員の皆様、サポートして下さったJCR事務局の皆様、委員会企画のアンケートおよび学会プログラムに参加し一緒に考えて下さった会員の皆様のおかげです。ありがとうございました。これからも男女若手共同参画の活動の発展をお祈りしております。

村川洋子先生 集合写真


 

男女若手共同参画奨励賞 団体賞

浜松医科大学 内科学第三内科講座 免疫リウマチ内科

男女若手共同参画奨励賞 団体賞を受賞して

 このたびはこのような栄えある賞を授与していただき、感謝申し上げます。

 「しなくて良い = 免除制」と言った、ある一部のみが恩恵を受ける状況は、疲弊や不公平感などの好ましくない反応を生むことがあり、補助された医師も、協力しようとする医師も戸惑いながら過ごしていると感じていました。
 『やらなくていいよ』ではなく、『別の方法を提案する』のが、真の理解者であります。「全ての医師が等しく負担を負う」ことが目標ではなく、個々の事情や能力に合わせた働き方が尊重されるよう配慮し、必要とされる能力を身につける機会を損なわないことが重要であると思いました。
 医療体制の改革に対し、患者や家族からは「複数の医師が担当することで安心感が増した」という声が聞かれました。実際、複数の医師が患者を把握することで、医学的な議論や薬剤の適正使用などの理解も深まり、診療の質が高まったと感じました。また、COVID-19流行下において、体調不良や接触者の自宅待機など、全ての医師の有事に対応することができ、結束力も高まりました。

 この取り組みの成長に導いてくださいました委員の先生方、支えてくださった多くの仲間たちに心より感謝申し上げます。今後も学会の発展に微力ながら貢献できればと考えています。

(コメント:下山 久美子先生)

浜松医科大学病院