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免疫調整剤(HCQを含む)

免疫調整剤とは

「免疫調整剤」とは自己免疫疾患でみられる異常な免疫を正常化させて病気を治す薬物の総称です。同じような名称の「免疫抑制剤」と比べて免疫を抑制する力は弱いと考えられます。そのため免疫抑制剤と比較して病気への効果が弱い傾向がありますが、感染症のリスクが低く、一部の人には良好な効果がみられます。

種類

ハイドロキシクロロキン、サラゾスルファピリジン、ブシラミン、イグラチモドなどが広く使用されています。その他、チオリンゴ酸ナトリウム、D-ペニシラミン、ロベンザリット、オーラノフェン、アクタリットなどがありますが、現在新規に使用されることはあまりありません。

どんな疾患に使用するか

自己免疫反応がおこる疾患(関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなど)で使用されます。ハイドロキシクロキンは主に全身性エリテマトーデスで使用され、その他の免疫調整剤の多くはDMARDs(抗リウマチ薬)に分類されており、主に関節リウマチで使用されます。その他にも、脊椎関節炎などの疾患にも用いられることがあります。

副作用

薬剤ごとに異なりますが、肝機能障害は多くの薬剤に共通してみられます。その他、ハイドロキシクロロキンでは網膜症、サラゾスルファピリジンでは皮疹、ブシラミンでは尿タンパクといった副作用に注意が必要です。

使用の注意点

効果が出るまで時間がかかるので、飲み始めてすぐに効果がなくても、副作用がなければ継続することが必要です。イグラチモドではワーファリンと一緒に飲めないなど飲み合わせについて確認が必要ですので主治医に確認して下さい。

専門医への相談のポイント

数ヶ月使用しても症状が良くならない場合や、皮疹などの副作用が出てきた場合は薬の変更について医療機関で相談することが必要です。

大阪大学医学部附属病院免疫内科
加藤保宏先生

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