日本リウマチ学会について 日本リウマチ学会について

委員会について

男女若手共同参画委員会の活動について

 内閣府の男女共同参画局のホームページには、医師国家試験の合格者に占める女性の割合が約3分の1に高まっており、女性医師が、出産や育児といった様々なライフステージに対応して、安心して業務に従事できる環境の整備が重要であるとも書かれています。医師不足や医療崩壊の危機の中、出産や育児のために休職せざるを得ない、あるいは、復帰したくても機会に恵まれない女性医師や医療者が多く存在する現状は、社会のためにも本人のためにも、早急に改善する必要があると思われます。また、家族の介護を含む何らかの理由で勤務中断を余儀なくされている男性医師も稀ではありません。 
学会員が、男女や年齢を問わず、皆が生涯モチベーションを持って社会に貢献できるように、家庭と仕事のワークライフバランスを維持するだけでなく、生涯専門医として活躍できるような体制づくりを考えるための活動を行っていきたいと考えます。
 

委員長挨拶

男女若手共同参画委員会委員長 中川夏子先生

男女若手共同参画委員会委員長

中川夏子

 男女若手共同参画委員会のホームページにようこそ。

 いつも男女若手共同参画委員会へのご理解とご協力を賜りましてありがとうございます。私達委員会についてご紹介させていただきます。当委員会の目的は「男女若手が協働してリウマチ学の発展に尽くせる環境作り」です。そのためにはまず女性医師・若手医師が学会活動に積極的な参加ができるような環境を整えていくことが必要であると考えます。
 2020年に閣議決定された第5次男女共同参画基本計画では、第4次男女共同参画基本計画同様、女性活躍のための具体的な策が提示されており、「2020年代の可能な限り早期に 指導的地位に占める女性の割合が 30%程度となるよう目指して取組を進める。さらに、その水準を通過点として、指導的地位に占める女性の割合が 30%を超えて更に上昇し、2030 年代には、誰もが性別を意識することなく活躍でき、指導的地位にある人々の性別に偏りがないような社会となることを目指す。」とされています。この記載は、前回の内容がさらに発展したものであり、学会としても、委員会としても、引き続き取り組むべき課題であると思います。

 当委員会は2014年4月、女性会員支援推進小委員会として発足し、さらには2015年から男女共同参画委員会と改名いたしまして、女性医師のキャリア継続のロールモデルの呈示をホームページ上で行うとともに、学術集会での活動などを紹介してきました。また、皆様にご理解をいただき、各委員会の委員、学術集会の座長やシンポジストにおける女性の割合も徐々に増えてきております。他の学会に比べて委員会発足は決して早くはありませんでしたが、諸先生方のサポートのおかげで、実績は着実に出てきています。2019年度からは男女若手共同参画委員会と改名いたしまして、女性に限らず若手も、皆が一緒に活躍できる学会作りに邁進していきたいと考えています。
 どうかこれからも、男女若手共同参画委員会をよろしくお願い申し上げます。

 

組織委員会

委員長
中川 夏子(兵庫県立加古川医療センター)