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トータルマネージメントケアのできるリウマチ医をめざして

関 英子

左から筆者、松下功講師、木村友厚教授

関 英子
富山大学医学部 整形外科

 私は平成12年に富山大学医学部を卒業し整形外科に入局しました。平成17年に関連病院から大学に戻り、以降リウマチの診療に携わらせていだたいています。
 整形外科医の私は、リウマチと主に上肢の関節疾患を担当させていただいております。薬物療法に関してはコントロールが悪いとどんどん関節破壊が進行していくため、新たな薬を含めた積極的かつ集学的な治療が望ましいと思われます。これらの治療には内科の先生方の豊富な知識や全身評価の技術が不可欠でありますが、当院ではリウマチ教育入院が行われております。リウマチ教育入院は内科、和漢診療部、整形外科の医師やコメディカル、ソーシャルワーカーが参加し、患者さんは1週間の入院の間に講義と検診を受けます。リウマチ教育入院を通して、内科や和漢診療部の先生と連携しすぐに相談できる恵まれた環境で仕事をさせていただいていることに感謝しております。
 今後も整形外科的な技術を磨くとともに内科的な知識や考え方を増やし、トータルマネージメントケアのできるリウマチ医を目指してがんばりたいと思います。