※Q2-5(2)を追加しました(9/20)
※内容を大幅に更新しました(9/20)
※重要情報があれば適宜更新いたします。
患者様向け情報
2022年9月20日更新
【目次】
1:COVID-19について
2:新型コロナワクチンについて
3:関連情報
1:COVID-19について
Q1−1:免疫抑制薬、生物学的製剤、抗リウマチ薬、ステロイドを使い続けていても大丈夫ですか?
A:現時点では、免疫抑制薬、生物学的製剤、抗リウマチ薬、ステロイド治療を受けている方がCOVID-19にかかりやすくなるというデータはありません。COVID-19にかかった場合に、重症化の可能性が高くなると報告されている基礎疾患は、糖尿病、高血圧、慢性腎臓病、心血管疾患、喫煙者、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、妊娠後期、肥満(BMI 30以上)です1)。
また、リウマチ性疾患・膠原病患者さんでは、病状が悪い時にCOVID-19に罹患すると、重症化しやすくなる可能性があると海外では報告されています2) 3)。今のところ、COVID-19の感染予防のために減量や中止が必要な薬剤は報告されていません。免疫抑制治療の減量・中止によってリウマチ性疾患・膠原病が再燃する恐れがあります。高血圧・糖尿病などのリウマチ性疾患・膠原病以外の基礎疾患も含めて、治療が途切れることがないように定期的な受診を継続していただくようお願いいたします。
COVID-19をはじめとした基本的感染対策として
①身体的距離の確保(できるだけ2mあける)
②不織布マスクの着用
③石けんによる手洗い(30秒程度かけて)、またはアルコール(濃度70%以上のエタノール)を用いた手指消毒
を行うようにしてください。
①身体的距離の確保(できるだけ2mあける)
②不織布マスクの着用
③石けんによる手洗い(30秒程度かけて)、またはアルコール(濃度70%以上のエタノール)を用いた手指消毒
を行うようにしてください。
●感染を疑う症状が出た時は医療機関などに相談しましょう
発熱、咳、息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、のどの痛み、味覚・嗅覚の異常などの感染を疑う症状がある場合は、かかりつけ医などのお近くの医療機関、または各都道府県が設置している「受診・相談センター」4)(※地域により名称が異なることがあります)に電話でご相談ください。COVID-19と他の感染症や疾患を症状のみで診断することは困難です。自己判断をせずに、かかりつけ医等の身近な医療機関にまずは電話でご相談ください。免疫抑制剤、ステロイド、生物学的製剤などは主治医に確認し、投薬についての指示を仰ぐようお願いいたします。
主治医からの指示がなければ、ステロイドはそのままの用法用量で継続してください。感染症の症状があるときは、メトトレキサート(MTX)、生物学的製剤、免疫抑制剤などは一時的に投与を延期することもあるので、必ず主治医に確認していただくようお願いいたします。
発熱、咳、息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、のどの痛み、味覚・嗅覚の異常などの感染を疑う症状がある場合は、かかりつけ医などのお近くの医療機関、または各都道府県が設置している「受診・相談センター」4)(※地域により名称が異なることがあります)に電話でご相談ください。COVID-19と他の感染症や疾患を症状のみで診断することは困難です。自己判断をせずに、かかりつけ医等の身近な医療機関にまずは電話でご相談ください。免疫抑制剤、ステロイド、生物学的製剤などは主治医に確認し、投薬についての指示を仰ぐようお願いいたします。
主治医からの指示がなければ、ステロイドはそのままの用法用量で継続してください。感染症の症状があるときは、メトトレキサート(MTX)、生物学的製剤、免疫抑制剤などは一時的に投与を延期することもあるので、必ず主治医に確認していただくようお願いいたします。
2) Older age, comorbidity, glucocorticoid use and disease activity are risk factors for COVID-19 hospitalisation in patients with inflammatory rheumatic and musculoskeletal diseases. RMD Open. 2021 Jan;7(1):e001464.
3) Increased risk for severe COVID-19 in patients with inflammatory rheumatic diseases treated with rituximab. Ann Rheum Dis 2020:annrheumdis-2020-218075.
Q1−2:家族内に感染者が出た場合(感染者の濃厚接触者となった場合)、どのような対応が必要でしょうか?
A: 厚労省ホームページ「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」に情報が記載されております。
「3.新型コロナウイルス感染症の予防法」の項に濃厚接触者の定義、並びに家庭内での注意事項について記載がありますので、濃厚接触者となった場合はご参照ください。
「3.新型コロナウイルス感染症の予防法」の項に濃厚接触者の定義、並びに家庭内での注意事項について記載がありますので、濃厚接触者となった場合はご参照ください。
新型コロナワクチンについて
Q2−1:関節リウマチや膠原病の患者はワクチンを接種すべきでしょうか?
A:感染流行の収束が見通せない状況が続いていることから、ワクチン接種によるメリットが、副反応のリスク・デメリットより大きいと考えられています。日本でも基本的に接種対象年齢となる全ての人に接種が推奨されています1)。膠原病・リウマチ性疾患を基礎疾患として有する人は、COVID-19に罹患すると重症化リスクが高くなる可能性が示唆されており2)、諸外国においても、リウマチ性疾患・膠原病患者へのワクチン接種を基本的に推奨しています3) 4) 5)。ワクチンを接種するかどうかは、接種のリスクと感染のリスクを比較して決めることになります。
利点(メリット) | 欠点(デメリット) |
・新型コロナウイルス感染症の発症および重症化の予防 ・弱毒生ワクチン(現在開発中)と違い、基本的にすべての患者で投与が可能 |
・mRNAワクチンは、今までにない種類のワクチンであり、ワクチンの種類が今までにないものであることなので、長期的な有効性や安全性に関して十分に解明されていない ・アナフィラキシーなどの重篤なアレルギー反応や局所の強い反応が認められている ・今後のウイルスの変異に対応できるかどうかがわからない |
日本リウマチ学会としては、新型インフルエンザワクチンと同様にステロイドをプレドニゾロン(PSL)換算で5mg/日以上または免疫抑制剤、生物学的製剤、JAK阻害剤のいずれかを使用中の患者は他の人たちよりも優先して接種した方がよいとしています。
人によって重症化リスクは異なり、感染リスクも感染の流行状況によって変動するため、担当医とよく相談したうえで接種の可否をご判断してください。
2) SARS-CoV-2 Infection and COVID-19 Outcomes in Rheumatic Disease: A Systematic Literature Review And Meta-Analysis. Arthritis Rheumatol. 2022 Mar 28. doi: 10.1002/art.42030.
3) Updated APLAR consensus statements on care for patients with rheumatic diseases during the COVID-19 pandemic. Int J Rheum Dis. 2021 Jun;24(6):733-745.
Q2−2:ワクチン投与のリウマチ・膠原病への影響は?
A:新型コロナワクチンの接種により、もともとあるリウマチ性疾患・膠原病を悪化させるかどうかはまだ十分にわかっていませんが、現時点ではmRNAワクチンの接種により、膠原病・リウマチ性疾患の病状が明らかに悪くなるという報告はなされていません1-6)。リウマチ性疾患・膠原病患者さんへのワクチン接種は、一般の人たちへのワクチン接種と比較して同等の安全性があるものと考えられています1)。ただし、もともとあるリウマチ性疾患・膠原病の病状が落ち着いていない時のワクチン接種は推奨できないとされています。追加(3回目、4回目)接種も含めて、接種するならば病状が安定してからが望ましいと考えられますので、接種の時期に関しては主治医に相談して決めるようにしてください。
1) Immunogenicity and safety of the BNT162b2 mRNA COVID-19 vaccine in adult patients with autoimmune inflammatory rheumatic diseases and in the general population: a multicentre study. Ann Rheum Dis 2021;80:1330–8.
2) Immunogenicity and safety of anti-SARS-CoV-2 mRNA vaccines in patients with chronic inflammatory conditions and immunosuppressive therapy in a monocentric cohort. Ann Rheum Dis 2021;80:1306–11.
3) SARS-CoV-2 vaccination responses in untreated, conventionally treated and anticytokine-treated patients with immune-mediated inflammatory diseases. Ann Rheum Dis 2021;80:1312–6.
4) Medium-term impact of the SARS-CoV-2 mRNA vaccine against disease activity in patients with systemic lupus erythematosus. Lupus Sci Med. Aug 2022, 9 (1) e000727; DOI: 10.1136/lupus-2022-000727
5) Two-dose COVID-19 vaccination and possible arthritis flare among patients with rheumatoid arthritis in Hong Kong. Ann Rheum Dis. 2022 Apr 22;81(4):564.
6) Incidence of Disease Flare After BNT162b2 Coronavirus Disease 2019 Vaccination in Patients With Rheumatoid Arthritis in Remission. ACR Open Rheumatol. 2021 Dec;3(12):832-833.
Q2−3:ワクチン接種前後で免疫抑制剤やステロイドは継続すべきですか?
A:現時点でステロイドや免疫抑制剤がこのワクチンにあたえる影響は十分にわかっていません。通常のワクチン接種の場合、免疫抑制剤やステロイドを中止・減量することはありません。よって基本的には接種前後で免疫抑制剤やステロイドは変更せず継続すべきであると考えます。ただし、リツキシマブ(商品名リツキサン)で治療している場合には、ワクチン接種の時期とリツキシマブの注射の時期との兼ね合いを考慮する必要があります1)。米国リウマチ学会のガイダンスでは、リツキシマブ投与の2-4週間前にワクチン接種を行うことを推奨しています。その他の免疫抑制剤やステロイドの治療についてワクチン接種の前後に具体的にどうするかについては、担当主治医と事前にご相談ください。
1) SARS-CoV-2 vaccination in rituximab-treated patients: B cells promote humoral immune responses in the presence of T-cell-mediated immunity. Ann Rheum Dis. Epub ahead of print: doi:10.1136/ annrheumdis-2021-220781
2) COVID-19 Vaccine Clinical Guidance Summary for Patients with Rheumatic and Musculoskeletal Diseases. Version 5 (Revised August 12, 2022)
Q2−4:ワクチンを接種すれば感染から身を守ることができるのでしょうか?
A:流行の中心がオミクロン株となったことにより、mRNAワクチンの感染および発症を予防する効果が低下してきていることが報告されています1)。しかし、重症化を予防する効果はほぼ全ての変異株に対して90%程度認められており、デルタ株、およびオミクロン株に対してもワクチンの有効性がある程度示されています1-3)。ワクチン接種により新型コロナウイルスの感染を100%防ぐことはできませんので、ワクチン接種後も基本的な感染対策の継続をお願いします。
日本リウマチ学会ワクチン調査検討委員会の中間報告(2021/12/21)では、MTX(一般名:メトトレキサート、商品名:リウマトレックスなど)、ABT(一般名:アバタセプト、商品名:オレンシア)、MMF(一般名:ミコフェノール酸モフェチル、商品名:セルセプト)、マルチターゲット療法(複数の免疫抑制剤による治療)あるいはRTX(一般名:リツキシマブ、商品名:リツキサン)/IVCY(一般名:シクロホスファミド、商品名:エンドキサンの点滴静注)投与を行っている膠原病・リウマチ性疾患患者さんでは、抗ウイルス抗体価の上昇が有意に少ないことが明らかになりました。ただし、抗ウイルス抗体価の上昇が少ないと、ワクチンの効果が減弱するかどうかはまだわかっていません。なお、副腎皮質ステロイドをプレドニゾロン(PSL)換算で10㎎/日以下の場合には抗体価上昇に影響はほとんどありませんでした。
Q2−5(1):追加(3回目)接種は必要なのでしょうか?
A:日本で接種が進められているワクチンは、発症予防効果、高齢者や免疫抑制療法中などの患者さんにおいては重症化予防効果についても、時間の経過に伴い、徐々に低下していくことが示唆されています1)。このため、感染拡大防止及び重症化予防の観点から、初回(1回目・2回目)接種を完了したすべての方に対して、追加接種の機会を提供することが望ましいとされています。
膠原病・リウマチ性疾患患者さんにおける追加(3回目以降)接種のデータはまだ限られていますが、米国では生物学的製剤や免疫抑制薬による治療中の患者さんへの追加(3回目)接種を推奨しています2) 3)。
膠原病・リウマチ性疾患患者さんにおける追加(3回目以降)接種のデータはまだ限られていますが、米国では生物学的製剤や免疫抑制薬による治療中の患者さんへの追加(3回目)接種を推奨しています2) 3)。
日本国内においては、mRNAワクチン(ファイザー社ワクチン、モデルナ社ワクチン)は2回目接種完了後5ヶ月以上、武田社ワクチン(ノババックス)は6ヶ月以上の間隔をおいて追加(3回目)接種を行うこととされています。膠原病・リウマチ性疾患を含む基礎疾患・併存症をお持ちの方などは、追加(3回目)接種の必要性、接種時期について、主治医へ事前にご相談ください。
4) COVID-19 Vaccine Clinical Guidance Summary for Patients with Rheumatic and Musculoskeletal Diseases. Version 5 (Revised August 12, 2022)
Q2−5(2):4回目の追加接種は必要なのでしょうか?
A:COVID-19は高齢者ほど重症化しやすく、厚生労働省の作成したこちらのリスト1)に示されている基礎疾患を持つ方についても重症化しやすいことが明らかとなっています。日本国内においては、4回目の追加接種が重症化予防等を目的として開始されており、①60歳以上の方、②18歳以上60歳未満で、基礎疾患を有する方や重症化リスクが高いと医師が認める方、などを4回目接種の対象としています。膠原病・リウマチ性疾患を持つ方は重症化リスクが高くなる可能性が報告されているおり2)、副腎皮質ステロイドなどの免疫機能を抑制する薬剤による治療が行われることが多いことから、多くの患者さんが4回目接種の対象となるケースが想定されます。膠原病・リウマチ性疾患以外の基礎疾患・併存症の数や状態によって重症化リスクも変動することが考えられますので、4回目の追加接種の必要性、接種する時期などについては、事前に主治医へご相談ください。
1) 第44回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(令和3年3月18日)資料
2) SARS-CoV-2 Infection and COVID-19 Outcomes in Rheumatic Disease: A Systematic Literature Review And Meta-Analysis. Arthritis Rheumatol. 2022 Mar 28. doi: 10.1002/art.42030.
Q2−6:ワクチンの副反応について教えてください
A:注射を打った場所の変化(局所反応)と全身的な変化(全身反応)に分けられます。mRNAワクチンも組み換えタンパクワクチンも、1回目接種後より2回目接種後の方が副反応の発現頻度が高いことが報告されています。2回目の接種後と比較して追加(3回目)接種後の有害事象の発現傾向は概ね同様であると確認されています。4回目接種後の有害事象に関しては、情報が限られていますが、3回目の追加接種後の有害事象の発現傾向と概ね同様であるとの日本国内での中間調査報告がなされています1)。
組み換えタンパクワクチン(武田社)はmRNAワクチン(ファイザー社、モデルナ社)と比較して副反応の出現頻度が少ないことが報告されています1)。
組み換えタンパクワクチン(武田社)はmRNAワクチン(ファイザー社、モデルナ社)と比較して副反応の出現頻度が少ないことが報告されています1)。
局所反応:
ワクチンの接種部位に痛みが出現することがあります。一部の方では腫れたり赤くなったりしますが、症状は1週間以内にほとんどが消失します。
ワクチンの接種部位に痛みが出現することがあります。一部の方では腫れたり赤くなったりしますが、症状は1週間以内にほとんどが消失します。
全身反応:
頭痛・全身倦怠感・筋痛・関節痛・悪寒などの症状が出現することがあります。mRNAワクチンでは、若年者で副反応が多い傾向がありました。
頭痛・全身倦怠感・筋痛・関節痛・悪寒などの症状が出現することがあります。mRNAワクチンでは、若年者で副反応が多い傾向がありました。
アナフィラキシー:
強いアレルギー反応のひとつであるアナフィラキシーは2022年1月2日までの間に日本でmRNAワクチン(ファイザー社、モデルナ/武田社)の接種が行われた症例で、1回目接種で100万回あたり5.3件、2回目接種で100万回あたり1.8件、3回目接種で100万回あたり1.9件の発生頻度となっています2)。現時点ではワクチン接種に際して重大な懸念は認められないとされています。アナフィラキシーの症状は接種後15分以内に出現することが多いため、注意が必要です。特に重度のアレルギーやアナフィラキシーの既往歴がある方は接種前に担当医とあらかじめご相談ください。
追加(3、4回目)接種においても副反応は1・2回目接種時と比較して発現傾向はほぼ同じと報告されています3) 4)。組み換えタンパクワクチン(武田社)は、国内外の臨床試験及び海外製造販売後においてアナフィラキシーの報告はありませんが、アナフィラキシーはワクチン全般に発現する可能性があります。
強いアレルギー反応のひとつであるアナフィラキシーは2022年1月2日までの間に日本でmRNAワクチン(ファイザー社、モデルナ/武田社)の接種が行われた症例で、1回目接種で100万回あたり5.3件、2回目接種で100万回あたり1.8件、3回目接種で100万回あたり1.9件の発生頻度となっています2)。現時点ではワクチン接種に際して重大な懸念は認められないとされています。アナフィラキシーの症状は接種後15分以内に出現することが多いため、注意が必要です。特に重度のアレルギーやアナフィラキシーの既往歴がある方は接種前に担当医とあらかじめご相談ください。
追加(3、4回目)接種においても副反応は1・2回目接種時と比較して発現傾向はほぼ同じと報告されています3) 4)。組み換えタンパクワクチン(武田社)は、国内外の臨床試験及び海外製造販売後においてアナフィラキシーの報告はありませんが、アナフィラキシーはワクチン全般に発現する可能性があります。
mRNAワクチンを接種して約1週間後に、接種した腕のかゆみや痛み、腫れや熱感、赤みが出てくることがあり、いわゆる「COVIDアーム」(または「モデルナアーム」)と呼ばれる遅延型の皮膚反応が起きることが報告されています5)。ほとんどがモデルナ/武田薬品社製のワクチンで報告されていますが、ファイザー社製のワクチンでも稀に起こります6)。不快ではありますが、健康には特に害はないとされ、数日で自然によくなる場合が多いと報告されています。症状が特にひどい、または数日経過してもよくならない場合は、皮膚科医にご相談することをおすすめいたします。1回目、2回目の接種後にこのような症状が出た場合でも、基本的には3回目以降の接種を受けてもよいとされています。
ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬(※)で対応いただくことも考えられますが、特に下記のような場合は、内服できる薬剤が限られる場合もありますので主治医や薬剤師にご相談ください7)。
• 日頃から鎮痛薬を内服している場合
• 胃・十二指腸潰瘍の治療をしている場合
• 妊娠中、授乳中の場合
• 高齢者
• 腎機能の低下がある場合
• 薬などによりアレルギー症状や喘息を起こしたことがある場合
• 激しい痛みや高熱など、症状が重い場合や、症状が長く続いている場合
• 日頃から鎮痛薬を内服している場合
• 胃・十二指腸潰瘍の治療をしている場合
• 妊娠中、授乳中の場合
• 高齢者
• 腎機能の低下がある場合
• 薬などによりアレルギー症状や喘息を起こしたことがある場合
• 激しい痛みや高熱など、症状が重い場合や、症状が長く続いている場合
なお、ワクチンを受けた後、症状が出る前に解熱鎮痛薬を予防的に内服することについては、現在のところ推奨されていません8)。
(※) 市販されている解熱鎮痛薬の種類には、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン)などがあり、ワクチン接種後の発熱や痛みなどにご使用いただけます。(アセトアミノフェンは、低年齢の方や妊娠中・授乳中の方でもご使用いただけますが、製品毎に対象年齢などが異なりますので、対象をご確認のうえ、ご使用ください。)
5) Delayed Large Local Reactions to mRNA-1273 Vaccine against SARS-CoV-2. N Engl J Med. 2021 Apr 1;384:1273-1277.
6) Cutaneous reactions reported after Moderna and Pfizer COVID-19 vaccination: A registry-based study of 414 cases. J Am Acad Dermatol. 2021;85:46-55.
3:関連情報