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有限責任中間法人 日本リウマチ学会
 
 

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第6回 有限責任中間法人日本リウマチ学会PMS(全例市販後調査)委員会の報告

有限責任中間法人日本リウマチ学会の全例市販後調査(全例PMS)委員会が2004年2月3日 18:30 - 20:50に学会事務局会議室で開催された。概要報告は次の通りである。

1) アラバ錠全例市販後調査における副作用について
厚生労働省医薬食品局の平山佳伸安全対策課長ら2名が委員会の冒頭部分に出席して、調査継続の必要性を説明し、有限責任中間法人日本リウマチ学会による調査結果の検討続行について協力及び会員に対するレフルノミド製剤の適正使用の要請があり、最新状況が委員会に報告された。

アラバ錠については、3000例に達するまで安全性および有効性の調査を実施することになっていたが、今年1月中旬既に3000例を突破していた。しかし、1月下旬にアラバ錠を使用した患者5人が間質性肺炎で死亡し、予測できない頻度で間質性肺炎が報告され、間質性肺炎を発症した症例の多くに間質性肺炎の合併あるいは既往が認められたことから厚生労働省の医薬食品局安全対策課がアベンティスに対して向こ
う6ヶ月間、アラバ錠に関する全例市販後調査継続を要請した。

PMS委員会はこれを受けて、アラバ錠の重篤副作用について、モニターの続行を決定し、アベンティスに対して継続的にデータの提出を要請した。

直後、AVENTIS.からアラバ錠の全例調査概要と副作用についての報告書類を受けた。

2003年8月18日から2004年1月14日までの全調査期間における全3,109例登録の内、副作用発現例数・件数は419例876件で、内90例159件が重篤症例であった。

<重点調査項目>肝機能障害:115例263件の内、20例39件が重篤、感染症 29例33件の中で、12例13件が重篤、血球減少:53例63件の中、24例28件が重篤であった。また、間質性肺炎11例では死亡が2例であったが、2月3日現在では、20例中7例の死亡例が報告された。


2)レミケード全例市販後調査における副作用について

2004年1月30日までに登録された1982例中、有害事象発現例が358例で、この内新規28例の有害事象が報告された。重篤3例、軽微でないが重篤でもない5例、軽微20例で、重篤例は感染症、肺炎、汎血球減少症であった。感染症、肺炎の2例についてはレミケードとの関連性ありと主治医が判断している。

一方、汎血球減少症の例はその後不幸の転機をとられているが、関連性なしと主治医が判断している。この例では、腎機能低下が認められそれに対して少量のメトトレキサートが投与されていたが、このような例へのメトトレキサート+レミケード投与では、思わぬ重篤有害事象が出現することがあり、注意が必要であるとの認識で一致した。

2003年12月7日、肺炎と報告された例の喀痰培養で、結核菌が検出され抗結核薬の投与が開始されたと報告された。この例は、レミケード投与前に陳旧性肺結核を疑わせる所見はなく、12月7日のCTにおいても肺炎像を呈していたが、2004年1月9日の小結節影が出現したという経緯である。拝菌はなく、現在抗結核薬によって発熱などの臨床症状は軽快していると報告された。

これまで疑いであった1例は結局結核が否定され、従って結核と診断された例は1例となる。この1例という頻度は、欧米での報告とほぼ同等で、一般人口で結核罹患率が数倍多い日本においての頻度としては良好と判断された。結核に対する十分な注意が払われた結果と考えられるが、今後さらに慎重な判断、対応を続ける必要がある。


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