レフルノミド使用中の関節リウマチ(RA)例に生じた肺障害の画像所見、および検討のまとめ
猪熊茂子, 佐川 昭, 松田剛正, 佐伯行彦, 竹内 勤, 沢田哲治 日本リウマチ学会調査研究委員会 レフルノミドによる肺障害検討グループ
レフルノミド使用中のRA例に新たに発症し、関連の疑われた間質性肺123例について、画像所見の共通点を探ると、両側瀰漫性の陰影で、全肺に分布するが、上肺野、前肺野にやや優位である点が目立った。早期・軽症例、或いは回復期と想定される例ではスリガラス影(ground-glass opacity)で、進行例と想定される例では浸潤影(consolidation)であった。また、小葉単位の分布が見られる例、胸水を伴う例もあった。軽快すれば元に復し、新たな線維化を残していなかった。これらの所見は、関節リマチ自体に伴う間質性肺炎で見られる、下肺野、背側、肺野辺縁に白立分布、蜂窩肺などとは異なると思われた。しかし、カリニ肺炎との鑑別は重要と考えられた。発症頻度、症例背景、検査所見を含めた検討結果を纏めて報告する。