関節リウマチ(RA)患者にみられる骨折の特徴
南平 昭豪1, 橋本 淳1, 小柳淳一郎1, 橋本 英雄1, 妻木 範行1,冨田哲也1,菅本一臣ユ,西本憲弘2, 越智 隆弘3,吉川 秀樹1 1大阪大学大学院 医学系研究科 器官制御外科学(整形外科学) 2大阪大学大学院 生命機能研究科 免疫制御学 3国立相模原病院
RAで脊椎、股関節以外の骨折を含めた全身の骨折を正確に診断して検討した報告は極めて少ない。RAで定期的外来通院中に臨床的、画像的に診断しえた31骨折の特徴を検討した。単純X線で確認不能な骨折はMRI、骨シンチ、CT、経時的な単純X線変化で診断した。71%は日常生活動作で生じた脆弱性骨折で、36%は疼痛発症時に単純X線像上確認不能であった。骨折は椎体、骨盤、肩、大腿骨遠位など全身に認めたが、過去の報告に対し骨盤骨折の頻度が多く、MRIや骨シンチにより診断しえたことによると考えられた。RA患者の骨折は脆弱性骨折と単純X線で確認できない例が多いことを認識し、診断治療に当たることが重要である。