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非特異性間質性肺炎(NSIP)が先行した顕微鏡的多発血管炎(MPA)の一例 P.654 -
659 |
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武田由希子 青木 昭子 辻 隆 三角 緑 出口 治子
井上 優子 上田 敦久
大野 滋 岳野 光洋 石ヶ坪良明 |
| 横浜市立大学第一内科 |
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| Abstract |
症例は62歳,男性。57歳時に検診の胸部X線写真にて両下肺野網状影を指摘されたが,無症状のため放置していた。59歳時に上強膜炎,62歳時に咳・下肢筋肉痛出現し,精査したところ,胸部CTにて中下肺野の間質性陰影の増強,Gaシンチでの肺野集積,血清KL-6の上昇・胸腔鏡下肺生検(video-assisted
thoracoscopic surgery:VATS)によりnon specific interstitial pneumonia(NSIP)と診断された。さらに,単神経炎,MPO-ANCA高値,筋生検での血管炎病変から,顕微鏡的多発血管炎(microscopic
polyangiitis:MPA)と診断された。ステロイドパルス療法とシクロホスファミド静注療法により,諸症状の改善と共にMPO-ANCA値は低下した。
本例は,間質性肺炎が先行したMPAで,VATSにより組織学的にNSIPと同定された数少ない症例である。今後VATS施行症例を積み重ねることより,肺病理学的所見に基づく治療反応性,予後の推測がMPAの肺病変においても可能となり,ひいては病理組織型に応じた適切な治療法の選択につながることが期待される。 |
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