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リウマチ Vol.43 No.4             
小児期発症SLEの治療法の変遷とその効果についての検討
〜経静脈的シクロホスファミド・パルス療法の有用性について〜
 P.632 - 637
 
黒澤るみ子  
梅沢 礼美  小林 慈典  中島 章子   宮前多佳子  伊藤 秀一  今川 智之  片倉 茂樹
森  雅亮  相原 雄幸  横田 俊平   
横浜市立大学小児科 
 
要 旨
【目的】当科における小児期発症SLE(30例)の治療法の変遷,効果,副反応について検討した。

【方法】治療法により小児期発症SLE患者を3群に分類した。A群8例;[寛解導入]メチルプレドニゾロン(mPSL)パルス療法+[維持療法]経口プレドニゾロン(PSL)単独,B群10例;[寛解導入]mPSLパルス療法+[維持療法]経口PSL+ミゾリビン(MZB)またはアザチオプリン(AZP),C群12例;[寛解導入]mPSLパルス療法+経静脈的シクロホスファミド(IVCY)パルス療法+[維持療法]経口PSL+MZBまたはAZPとした。治療開始から2-3年後のC3,C4,CH50値,抗DNA抗体価,SLEDAIスコア,再燃回数,腎生検所見の変化を検討した。

【結果】発症時C群で有意な血清補体価の低下と,抗DNA抗体価の上昇を認めた。2-3年後にはA,B群と比較してC群ではC3,C4,CH50値は有意に上昇し,逆に抗DNA抗体価,再燃回数は低下した。SLEDAIスコアは3群間に差はなかった。

【考察】小児期発症SLEの治療には早期から積極的にPSLに免疫抑制薬を加えることで予後を改善できる可能性が示された。
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