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| 血液透析患者におけるサラゾスルファ
ピリジン腸溶錠の体内動態について P.569 - 576 |
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| 秋山雄次1 藤巻敏久2 桜井祐成3 |
(1)埼玉医科大学リウマチ膠原病科
(2)熊谷外科病院内科
(3)上熊谷クリニック |
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| 要 旨 |
| 症例は62歳の主婦。1969年に胃亜全摘出術を受けた。1985年関節リウマチ(RA)が発症。1991年アミロイドーシスと診断された。1996年血液透析(HD)導入となった。1998年関節痛が増悪しサラゾスルファピリジン(SASP)の投与が検討された。しかしHD患者におけるSASPの使用基準がないためSASPとその代謝産物の体内動態,HDの影響について検討を行った。SASP
500mg単回投与(非透析日)におけるSASPの血中への移行は正常人と同様であったが,スルファピリジン(SP)は正常人より多かった。しかし24時間後のSASP,SP,アセチル体・アセチルスルファピリジン(AcS-P)の血中濃度は健常人の第1相試験と同様であった。SASPは透析されなかったがSP・AcSPは約半分が透析された。5日間連続投与でも各化合物の5日目の血中濃度は健常人の第1相試験と同様で蓄積性はないと考えられた。
副作用は認められなかった。 HD施行中のRA患者に対し本剤の使用を検討した報告はなく,今回の結果は腎不全のRA患者にとって有意義な情報と考えられた。しかし胃切除術・アミロイドーシスの既往や,1例のみの検討であり他の腎不全患者の使用にあたっては薬物体内動態を検討した上で導入すべきである。 |
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| Key words |
hemodialysis:pharmacokinetics:rheumatoid arthritis:salazosulfapyridine
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