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リウマチ Vol.43 No.3             
リウマチ膝に対する日帰り鏡視下部分滑膜切除術の予後と滑膜組織像との関連性について  P.549 - 556
 
戸田佳孝
貴晶会戸田整形外科リウマチ科クリニック
 
要 旨
 関節リウマチの膝関節水腫に対する日帰り鏡視下部分的滑膜切除術の予後と滑膜組織像との関連性を検討した。対象は術後1年以上経過した44例である。手術方法は局所麻酔下に外側膝蓋上ポータルと前外側ポータルより関節鏡とバスケット鉗子と蒸散式電気メスを挿入し部分的滑膜切除を行った後,3000mlの生理食塩水で洗浄した。評価した滑膜組織像は滑膜細胞増殖度,柵状配列度,多核巨細胞の型,リンパ球浸潤度,形質細胞の出現度,増殖性肉芽の出現度,フィブリノイド壊死の有無,血鉄症の有無である。術後1年の水腫再発群は17例,未再発群は27例であった。両群間で有意差を認めたのはリンパ球浸潤度(P=0.007)と形質細胞の出現度(P=0.001)であった。未再発群は再発群に比べてリンパ球の浸潤が強く,形質細胞の出現が著明である傾向を認めた。以上の結果より日帰り鏡視下部分滑膜切除術後の水腫再発の予後は滑膜組織像によって異なる可能性があると結論した。
 
Key words
day surgery:rheumatoid arthritis:arthroscopy:histology:synovial membrane
 
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