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リウマチ Vol.43 No.1             
肺癌との鑑別が問題となった孤立肺結節影を伴ったWegener肉芽腫症の1症例  P.39 - 43
 
桐野洋平  辻 隆  大野 滋  上田敦久   吉見竜介  武田由希子  
三角  緑  井上優子  岳野光洋  石ヶ坪良明
横浜市立大学 第一内科
 
要 旨
 肺外病変を伴うWegener肉芽腫症の孤立肺結節影で,治療への反応性が乏しく,肺癌との鑑別が困難であった症例を経験した。

 鑑別に胸腔鏡下肺生検による病理組織学的検討を行ったが,結果はWegener肉芽腫症として矛盾しないものであった。孤立肺結節影が治療に反応しなかった理由として,@結節の周囲に【嚢】胞性変化があり,薬剤の組織移行が不十分であった,A病理組織上結節の一部はすでに瘢痕化していた,などが考えられた。Wegener肉芽腫症の肺病変の治療への反応性に関する文献は少なく,今後症例を蓄積して,病理組織学的検討を含め,解析する必要性があると考えられた。
 
Key words
lung neoplasm:solitary lung lesion:Wegener's granulomatosis
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