リウマチ Vol.43 No.1 index
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リウマチ Vol.43 No.1
筋骨格系疾患の疾病負担に関する評価指標の開発 −関節リウマチと変形性関節症の比較から−
P.29 - 38
須賀万智 清田礼乃 吉田勝美
聖マリアンナ医科大学 予防医学教室
要 旨
目的:
2種類のQOL(生活の質)スコアを用いた場合の関節リウマチ(RA)と変形性関節症(OA)の集団レベルの疾病負担の評価について比較検討する。
方法:日本リウマチ財団リウマチ登録医を対象とした質問票調査から,RAとOAの,診療形態・治療レベルから判断した重症度別の,3分野16項目のQOL評価項目の情報を収集した。2種類のQOLスコア―「主成分得点によるスコア」と「0-0.5-1によるスコア」を求め,疾病負担の定量的評価値を算出した。
結果:調査対象者の専門分野を考慮した2元配置分散分析において,2種類のQOLスコアは重症度別3群間の有意差を認め,「0-0.5-1によるスコア」のF値は「主成分得点によるスコア」同等かそれ以上であった。RAの疾病負担は「主成分得点によるスコア」を用いた場合でOAの1.4倍,「0-0.5-1によるスコア」を用いた場合でOAの1.6倍大きかったが,分野ごとにみたとき,とくに,日常生活動作や社会的生活の負担がOAの1.5倍以上大きかった。
結論:
本研究のQOLスコアや疾病負担の定量化の手法からRAとOAの重症度別のQOLの違いとそれによる疾病負担の違いを認めた。
Key words
burden of disease:osteoarthritis:quality of life(QOL):quantitative measure:rheumatoid arthritis
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