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リウマチ Vol.42 No.3             
「関節リウマチに併発した二次性膀胱アミロイド症の1症例」
 
中山田真吾 齋藤和義 中塚敬輔  中野和久  徳永美貴子 辻村静代 大田俊行1 田中良哉
産業医科大学第一内科・同中央臨床検査部1
(2001.11.24受付,2002.2.26受理)
Abstract
要 旨=
症例は61歳女性。1977年,多関節痛,朝のこわばりが出現し関節リウマチ(RA)と診断され,抗リウマチ薬,ステロイド等で加療された。2000年12月,多関節炎の増悪,乾性咳嗽,両下肢しびれが出現し,多発性単神経炎,間質性肺炎等の所見より悪性関節リウマチ(MRA)と診断,同時に肉眼的血尿,膿尿が出現したため精査加療目的で当科入院。超音波上膀胱内に充満する腫瘤状病変が認められたため,ただちに膀胱鏡を施行した。膀胱粘膜は浮腫状,白苔様の沈着物を認め,生検でアミロイドA蛋白が証明され,RAに続発した二次性アミロイド症と診断した。MRAに対する加療に先行して,肉眼的血尿および尿路感染に対する膀胱洗浄,抗生物質投与を施行し,尿路感染症は速やかに軽快した。以後,ステロイドの増量とシクロホスファミドの併用により,RAの疾患活動性の著明な改善が得られ,アミロイド症の進行を示唆する所見も認めていない。近年,二次性膀胱アミロイド症による重篤な膀胱出血,死亡例が報告されており,RA患者において血尿,とくに肉眼的血尿を呈する際には本症例のごとく膀胱アミロイド症も重要な鑑別診断に挙げられ,早期の診断と対応が重要である。
 
Keywords
〈Keywords〉 rheumatoid arthritis:secondary amyloidosis:urinary bladder
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