リウマチ Vol.42 No.3 index
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リウマチ Vol.42 No.3
「全身性硬化症の経過中に左耳介部に潰瘍を形成した再発性多発軟骨炎の1症例」
杉崎康太 武田 功 菅野 孝 粕川禮司
太田西ノ内病院リウマチ科
(2001.11.24受付,2002.2.8受理)
Abstract
要 旨=
症例は35歳の男性。1996年(30歳)に全身性硬化症(SSc)を発症した。1997年(31歳),原因不明の鼻中隔穿孔を指摘されたが,無症状のため放置。1999年頃から反復する両耳介の発赤・腫脹・軽度の疼痛および両膝・足関節痛を認めたが,そのつど無治療で軽快していた。2001年6月上旬から左耳介の発赤・腫脹を認めたが放置。その後左耳介に出血・排膿を伴う有痛性の潰瘍が出現。膿からは緑膿菌が分離されたため抗生物質が投与された。出血・排膿は改善したが発赤・腫脹は軽減せず, 潰瘍にも改善傾向がみられなかった。 問診にて鼻中隔穿孔,反復する両側耳介の炎症所見,関節炎症状を聴取し, 再発性多発軟骨炎 (RP) と診断しプレドニゾロンを7mg/日から15mg/日に増量したところ,諸症状が改善した。 頭部MRIでは径10mm程度の鼻中隔欠損が描出された。 古典的な膠原病に合併した再発性多発軟骨炎 (以下RP) の報告は比較的少なく,とくにSScに合併したRPの報告は極めて少数である。 さらに局所の潰瘍形成を伴ったRPの報告例はまれであり,興味ある症例と考えられたので報告する。
Keywords
〈Keywords〉 auricular ulcer:bacterial infection:magnetic resonance imaging(MRI):relapsing polychondritis(RP):systemic sclerosis(SSc)
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