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リウマチ Vol.42 No.1             
「メトトレキサートとブシラミンの併用療法中に 肺障害を来した慢性関節リウマチの1症例」
 
三輪裕介  利 修治  花岡亮輔  塩澤史隆
羽入田芳生  笠間 毅  根岸雅夫  井出宏嗣
昭和大学リウマチ膠原病内科
(2001.8.14受付,2001.12.12受理)
Abstract
要 旨=
症例は70歳,女性。1971年慢性関節リウマチと診断。ステロイド剤と非ステロイド性抗炎症剤にて加療。1999年8月左膝人工関節置換術後よりMTX 4mg/week,その2カ月後よりブシラミン200mg/dayを開始。2001年5月10日より,発熱,呼吸困難感にて救急搬送。胸部レントゲン,CTより両側上肺野に散在性に多発するスリガラス状陰影と両側下肺野外側を中心に網状影を認めた。MTX,ブシラミンを休薬するとともにMTXの拮抗薬投与と酸素支持療法を行い,ステロイドの増量をすることなく改善した。気管支肺胞洗浄液中のリンパ球比率は72%と増加し,CD4/CD8比は3.13と上昇していた。また,血清中KL-6とSP-Dは時間差をもって上昇と正常化が認められた。MTX肺やブシラミン肺では通常みられない両側上肺野に散在性に多発するスリガラス状陰影が認められたが他の要因によるものかあるいは併用療法による異なる肺障害が出現する可能性も示唆される。
 
Keywords
〈Keywords〉 bucillamine:lung injury:methotrexate:rheumatoid arthritis
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