第46回日本リウマチ学会総会・学術集会を4月22から24日まで神戸国際会議場とポートピアホテルで開かせて頂きますが,開会を間近に大阪大学整形外科の事務局一同は日本リウマチ学会事務局の方々のお力添えを頂きながら,鋭意頑張っています。
欧米と肩を並べる学術研究レベル,そして国際性を追求することは言うまでもなく必須条件です。研究室内での研究に限らず,臨床に直結し診療に役立ててゆく方向性も必要です。そして別の角度から求め続けられてきた事があります。それは学会員に益するような合理化追求と理解しています。以上のようなことを目指してプログラム委員会や理事会の先生方と御相談しながら進めてきました。
先ず過去十年間続いてきた国際リウマチシンポジウムを学術集会と併行して行うことを企画しました。近年予算上の問題から,国際リウマチシンポジウムの継続が難しくなってきた事情があるのですが,一つの打開策として学会に取り込んでみました。そして海外の参加者も有意義に過ごせるように,第一会場は三日間とも同時通訳に入って頂いて国際色豊かに行います。費用が心配でしたが,二つの会を合併してもなんとか昨年の学会参加費と同額で出来そうです。例年の国際シンポジウム同様に欧米のトップの方々に御参加願いますが,更にアジアシンポジウムとしてリウマチ疾患の特色や治療背景なども御発表頂きます。他の会場にいて参加出来なかった人にはビデオを頒布することも考えています。
第二会場以下は日本語主体の通常の学術集会ですが,ポスターセッションには力を入れています。数人のプログラム委員の先生方に「盛り沢山で重要演題を見落としてしまうので,ポスター展示が望ましい」と言われて賛同したのですが,ワークショップ演題をポスター展示して頂きます。朝7時半頃からパンと飲み物を用意して,8時頃からポスター展示(ドーナツセッション)開始,夕刻6時半からワインなどと軽食を用意しますが直前までポスター展示(ワインセッション)の予定です。午前と午後に一定時間は口演の無い時間帯も作りますので,ポスター展示を十分に活用出来ると思っています。
夕刻6時半からは第一日も第二日も,ポスター展示会場でのディスカッションを持ち込みながら会員懇親会を計画しています。海外からの講師にも,せめて三十分は出て頂きます。ワイン片手にディスカッションして下さい。ディスカッションのピークを過ぎた頃,ジャズバンドも入れて懇親会を盛り上げて頂きます。
教育講演では今話題の諸課題について基礎から先端まで,最先端の研究者にお話しして頂きます。誰もが分かっているつもりの課題で,本当は広く深い進展があるところを改めて味わって頂ければと考えてのものです。新しい時代を目指して活発な日本リウマチ学会にするには,学術集会を最終的にどのような形にすれば良いのかは分かりません。今回は私達なりに良いと思う形をやってみて,また次の学会で修正して頂くという,学会改革現実化を追求してゆくステップになる内容を試みたいと思っています。幸い千以上の発表演題も頂きました。次の時代に向かうエネルギーを発揮する活気ある学会になることを事務局一同願っています。
(ドーナツセッション・ワインセッションは横浜市大小児科の横田教授の命名によります。)
(大阪大学医学部整形外科教授,国立
相模原病院臨床研究センター長) |