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リウマチ Vol.41 No.6             
「血球減少によりメトトレキサート少量パルス療法を中止した慢性関節リウマチ症例の検討」
 
中崎 聡  村山隆司  加藤真一
金沢リハビリテーション病院リウマチ膠原病センター
(2001.2.20受付,2001.9.14受理)
Abstract

要 旨=

〔目的〕
メトトレキサート(MTX)による血球減少の臨床的特徴の検討をした。

〔方法〕
MTXを投与したRA患者420名を対象とし,その中で血球減少を発症しMTXを中止した症例の検討をした。

〔結果〕
5年継続率は21%だった。転機では副作用中止の28%が最も高かった。血液疾患は10名(2.4%)で,白血球減少6名,血小板減少3名,汎血球減少1名であった。MTX平均投与期間は60.0カ月だった。70歳以上4名,50kg以下8名,非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)併用9名,MCV 100fl以上2名,Cr 1.2mg/dl以上3名だった。MCV 94fl以上は7名で,そのうち6名に何らかの臨床症状があり,発熱3名と口腔内症状3名が多かった。一方,MCV 84fl以下が3名で,若い,投与期間が短い,臨床症状がない,腎障害がないという特徴があった。

〔結論〕
MCVが比較的高値で,高齢,低体重,NSAIDs併用,発熱や口腔症状などの臨床症状,腎障害がある患者では血球減少に注意する必要がある。しかし,これらの危険因子では血球減少を予測できない症例が少数ながら存在する。したがって,MTX投与期間に関係なく,頻回の血液検査と注意深い観察が必要であると考えられた。

 
Keywords
〈Keywords〉 cytopenia:life table analysis:mean corpuscular volume:methotrexate:rheumatoid arthritis(RA)
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