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リウマチ Vol.41 No.5             
「急速破壊型股関節症(RDC)の骨破壊部位におけるUrokinase-Type Plasminogen Activator(uPA) およびPA Receptor(uPAR)の発現と骨破壊の関連」
 
田村則男1,2,3  宇月美和2  松本不二夫3   力丸 暘1  国分正一3  澤井高志2
国立療養所盛岡病院整形外科1,岩手医科大学病理学第一講座2,東北大学整形外科3
(2001.3.1受付,2001.7.11受理)
Abstract
要 旨=

【目的】 急速破壊型股関節症(RDC)の関節組織において特徴的な組織所見である小血管の新生と骨破壊との関係を検討するために,血管新生に不可欠なプロテアーゼといわれるurokinase-type plasminogen activator(uPA)とそのレセプターであるuPA receptor(uPAR)の発現について免疫組織化学的に検討した。
 
【方法】 人工股関節置換術時に採取されたRDC 6例6関節の滑膜組織を4%PFA/PBSで固定し,脱脂後パラフィンに包埋した。同時に採取された大【腿】骨頭を前額面で4mm厚にスライスし4%PFA/PBSによる固定後,脱脂,脱灰を行い,パラフィンに包埋した。パラフィンブロックより連続切片を作製し,avidin-biotin-complex(ABC)法による免疫組織化学染色を行った。
 
【結果】 uPAの発現とuPARの発現には違いが認められた。uPAの発現は破骨細胞,巨細胞,紡錘形細胞や単球系細胞など多種類の細胞に高度に認められたが,uPARの発現は紡錘形細胞や単球系細胞を中心としており,破骨細胞や巨細胞での発現は目立たなかった。
 
【結論】 免疫組織化学的に解析した結果,RDCにおいては,発現の部位と程度からみてuPA-plasmin系が骨破壊部の周囲に高度に発現しており,これを発現している紡錘形細胞や単球系細胞が骨の吸収に大きく関与している可能性が示唆された。
 
Keywords
〈Keywords〉 immunohistochemistry:rapidly destrucive coxarthropathy(RDC):urokinase-type plasminogen activator(uPA):uPA receptor(uPAR)
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