リウマチ Vol.41 No.4 index
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リウマチ Vol.41 No.4
「ミノサイクリンにより関節炎と閉塞性細気管支炎がともに改善した慢性関節リウマチの1症例」
加勢千容 大久保道子 山前正臣 山田秀裕 鈴木康夫 浜 信昭
市川陽一 笹下 薫1 中島康雄1
聖マリアンナ医科大学内科学(リウマチ・膠原病・アレルギー内科)・同放射線科1
(2000.9.8受付,2001.5.11受理)
Abstract
要 旨=
RAの合併症の一つに細気道病変が知られているが,その治療法はまだ確立されていない↑1)↑。今回,ミノサイクリンの投与により関節炎のみならず,合併する閉塞性細気管支炎の改善もみられたRAの1例を経験したので報告する。症例は64歳女性。主訴は多関節痛で,1992年にRAと診断。近医にて金製剤やステロイドの投与を受けていたが改善なく,1996年2月,関節炎,労作時息切れのため,3月当院に入院。入院時,呼吸音に異常なく,4関節に活動性滑膜炎を認めた。高分解能CT(HRCT)では両側肺に小葉中心性微小結節影と一部粘液塞栓を認め,呼吸機能はV{・}↓25↓および最大中間呼気流量(maximum midexpiratory flow rate:MMFR)が低下しており,RAに合併する細気道病変と診断した。RAに対しミノサイクリンを併用したところ,3カ月後には活動性関節炎が消失し,CRPやRAHAも低下。1年後にはHRCTでも微小結節影の縮小が一部みられ,呼吸機能検査でもV{・}↓25↓,MMFR,FEV1.0%の改善を認めた。RAに合併する閉塞性細気管支炎に対するミノサイクリンの有用性が示唆された。
Keywords
〈Keywords〉 bronchiolitis obliterans:minocycline:rheumatoid arthritis
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