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リウマチ Vol.41 No.3             
「血球貪食症候群(HPS)を繰り返し高IL-18血症を呈した全身性強皮症の1症例」
 
栃本明子  西間木江美  川口鎮司  小橋川 剛  岡本 完  針谷正祥
寺井千尋  原 まさ子  鎌谷直之
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター・青山病院
(2000.12.20受付,2001.4.3受理)
Abstract
要 旨=

  症例は32歳,女性。平成6年,Raynaud現象,手指,前腕および顔面の皮膚硬化,開口障害,食道蠕動運動低下,抗核抗体陽性により全身性強皮症と診断。平成9年,汎血球減少を生じ,第1回入院。血球貪食症候群(HPS)と診断しステロイドパルス療法にて軽快。平成11年,発熱,貧血を認め第2回入院。骨髄像,臨床所見,フェリチン,ネオプテリン,sIL-2レセプターの高値より,HPSと診断。プレドニゾロン40mg/日にて治療開始し,解熱し,貧血は改善した。入院時,血清中IL-1β,IL-6,IL-18の異常高値を認めたが,治療によりいずれも著明に低下した。平成12年5月,8月と再び血球減少が生じ,HPSの再燃と診断した。この間,われわれは血清IL-18の経時的な測定を行い,IL-18がHPSの活動性に相関して変動することを見出した。本症例では血清中IL-18がHPSの活動期に高値を呈しており,HPSの病態と高サイトカイン血症の関連を考える上において,重要であり示唆に富む症例と考え報告する。
 
Keywords
〈Keywords〉 ferritinemia:hemophagocytic syndrome:IL-18:systemic sclerosis
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