リウマチ Vol.41 No.3 index
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リウマチ Vol.41 No.3
「慢性関節リウマチにおけるInterleukin(IL)-18の動態」
宗像孝佳1,2 宇月美和2 嶋村正1 澤井高志2
岩手医科大学整形外科1・同病理学第一講座2
(2000.6.2受付,2001.2.28受理)
Abstract
要 旨=
【目的】
IL-18は1995年にOkamuraらにより,IL-12と相乗してTh1細胞を刺激しIFN-γの産生を誘導するサイトカインとして報告された。今回はTh1反応が関与するとされている慢性関節リウマチ(RA)において患者の血清,関節液,さらに組織におけるIL-18の発現を検討した。
【方法】
RA手術の際に同一の患者から血清,関節液,滑膜組織を採取した。血清,関節液はELISA法,滑膜組織はモノクロナル抗体を用いた免疫組織学的方法で検討した。対照として変形性関節症(OA)を用いた。
【結果】
RA患者の血清,関節液濃度は193.7±109.7pg/ml,258.8±238.0pg/mlで,OA患者143.8±71.9pg/ml,96.6±125.8pg/ml,健常人血清128.1±72.9pg/mlよりRAで有意に高値を示した。一方,滑膜組織ではマクロファージ,単核球,滑膜表層細胞,線維芽細胞様細胞,血管内皮細胞に発現がみられた。これらの細胞での発現はRA滑膜に特異的ではなくOA滑膜でも同様の細胞にみられたが,RA滑膜のIL-18発現細胞数はOA滑膜に比較して有為に多く,免疫組織学的な反応性においても高度であった。
Keywords
〈Keywords〉 cytokine:enzyme-linked immunosorbent assay(ELISA):immunohistochemistry(IHC):interleukin-18(IL-18):rheumatoid arthritis(RA)
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