リウマチ Vol.41 No.1 index
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リウマチ Vol.41 No.1             
「慢性関節リウマチ患者における脳血管障害の検討」
 
藤林孝義  田村幸久  坪井声示   三宅信昌1  齋藤 進2
静岡厚生病院リウマチセンター,
三宅整形外科医院1,静岡リウマチ整形外科リハビリ病院2
(2000.7.26受付,2000.12.10受理)
Abstract
要 旨=

  慢性関節リウマチ(RA)患者1100例の1995年から1999年までの5年間の死亡例は90例で,死亡平均年齢は70.2歳であった。24例(26.7%)が脳血管障害で死亡し,心不全19例(21.1%),感染症16例(17.8%),悪性腫瘍10例(11.1%),腎不全9例(10%)で死亡していた。われわれの結果では脳血管障害(脳梗塞,脳出血)の比率が高く,死亡年齢も高齢化していた。脳血管障害死亡RA患者とそれ以外の死亡RA患者を比較すると,前者ではステロイド投与量は有意に少なく,高齢であったが,総コレステロール,トリグリセリド,血圧には有意差を認めなかった。さらに生存例を含めて脳血管障害(脳梗塞,脳出血)について調査すると,死亡例は24例,生存者は10例であった。死亡例では出血例より梗塞例が多く,リウマチの活動性が高かった。生活環境の変化,治療法の変化により,死亡年齢が上昇し,高齢で脳血管障害を起こし死亡するRA患者が増加していると考えられた。
 
Keywords
〈Keywords〉 cerebral infarction:cerebrovascular diseases:life prognosis:rheumatoid arthritis
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