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リウマチ Vol.40 No.6             
「慢性関節リウマチ患者における足部変形のX線学的検討」
 
水村珠青  桃原茂樹  戸松泰介  宇佐見則夫1
東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター整形外科,至誠会第二病院整形外科1
(2000.7.18受付,2000.11.1受理)
Abstract
要 旨=

  慢性関節リウマチ(以下RA)における足部障害は大きな問題である。そのため,今回X線検査を施行し変形および関節破壊の病態について検討を行った。対象はRA患者73人146足で,足部正面と横倉法によるX線撮影を施行し,正面像で外反母趾角(HVA)と,第1第2中足骨角(M1M2),第1第5中足骨角(M1M5)を計測した。横倉法では長軸アーチを測定し,前足部変形との相関について分析を行った。さらに中・後足部における関節破壊をSteinbrockerのstaging methodに基づいて評価し,前足部変形との関係を検討した。結果は,HVAは平均23.4°,M1M2は平均11.1°,M1M5は平均28.4°で外反母趾・開張足の傾向が強く,また146足中114足78.1%が扁平足であると考えられた。しかし,長軸アーチの値と前足部変形に明らかな相関は認められなかった。また,第1楔中足関節,舟楔関節,距【腿】関節は関節破壊が軽い症例が多かったのに対し,距舟関節,距踵関節は高度破壊も認められ,高度な関節破壊は距舟関節と距踵関節でより起こりやすいのではないかと推測された。一方,前足部変形と第1楔中足関節および舟楔関節など前足部よりの関節部の破壊に相関が認められた。とくにそれらの関節と外反母趾変形とは有意に相関があった。
 
Keywords
〈Keywords〉 arthritic destruction:foot deformity:radiograph:rheumatoid arthritis
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