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リウマチ Vol.40 No.5

            
「慢性関節リウマチにおける疾患活動性指標および血中サイトカインと栄養評価の関連について」
 
平澤玲子1  加藤千晶1  宇津山正典2
廣川勝c2  佐藤和人1
日本女子大学食物学科臨床栄養学研究室1,東京医科歯科大学大学院分子免疫病理2
(2000.2.9受付,2000.8.3受理)
Abstract
要 旨=
(目的)
 慢性関節リウマチ(RA)患者の栄養評価と疾患活動性指標および血清中サイトカインとの相互関係を検討し,RA患者に対する栄養指導開発の可能性を探る。

(方法)
 RA患者について食事記録による栄養評価を行った。また,アンケート調査より疲労度指数・関節点数・quality of life(QOL)点数を算出し,さらに,CRPおよび血清中サイトカイン濃度を測定し,栄養評価との関連について検討した。

(結果)
 RA患者と健常者の栄養素摂取量を比較すると,多価不飽和脂肪酸/飽和脂肪酸比(P/S比)はRA患者のほうが有意に低値を示した。また,疲労度指数高値群の方が脂質および脂質エネルギー比は高値を示し,疾患活動性と栄養素の中でも脂質摂取に関連のある可能性が示された。
 RA患者は血清中のIL-1β,IL-6,IL-8などの炎症性サイトカインが高値であった。いくつかのサイトカイン濃度とエネルギーおよび栄養素摂取量との間には有意な相関がみられ,サイトカインと栄養素摂取の関連が示唆された。

(結論)
 RAの疾患活動性と栄養素摂取の間に関連のある可能性が明らかとなり,RA症状改善のために栄養指導を確立する必要性が示唆された。
 
Keywords
〈Keywords〉 cytokine:disease activity:nutrient intake:rheumatoid arthritis(RA)
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