リウマチ Vol.40 No.5 indexに戻る

リウマチ Vol.40 No.5

            
「急速進行性間質性肺炎を合併したAmyopathic Dermatomyositisに対するシクロスポリンAの有効性についての検討」
 
小澤義典  黒坂大太郎  横山 徹  田嶼尚
東京慈恵会医科大学内科
(1999.10.13受付,2000.9.4受理)
Abstract
要 旨=

[目的]
急速進行性間質性肺炎を合併したamyopathic dermatomyositis例における臨床的特徴および間質性肺炎に対するシクロスポリンA(CsA)の有効性について検討する。[方法]Euwerが提唱したamyopathic dermatomyositisの定義に一致し,合併する間質性肺炎に対して,CsAを投与した自験例4例と過去の報告例8例を加えた12例について,CsA開始時の臨床的特徴に注目し,それらとCsAの効果についての関連を検討した。

[結果]
自験例と過去の報告例を合わせた12例について,CsAの効果を検討したところ,有効例は4例,無効例は8例と判断することができた。この両群について,CsA開始時のPaO↓2↓を検討したところ,有効例の平均は65.7mmHg,無効例の平均は51.0mmHgであり,両群間に差があることがわかった。

[結論]
無効例の多くは,呼吸不全が進行してからCsAが投与されていたことが示唆された。amyopathic dermatomyositisに間質性肺炎を合併した場合は,早期よりCsAを投与すべきと思われた。
 
Keywords

〈Keywords〉 amyopathic dermatomyositis:cyclosporin A:interstitial pneumonia

Copyright Japan College of Rheumatology All rights reserved