リウマチ Vol.40 No.4 index
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リウマチ Vol.40 No.4
「変形性膝関節症の長期経過中に慢性関節リウマチを発症した症例の臨床像」
桜井真一 腰野富久 岡本連三 齋藤知行
町田治郎 高木敏貴
横浜市立大学整形外科
(2000.1.18受付,2000.6.30受理)
Abstract
要 旨=
膝OAの長期経過中にRAを発症した症例の臨床像の特徴を膝関節に着目して検討した。対象:昭和55年より平成8年までに当科受診し,膝OAの診断後,長期経過してRAを発症した8例16膝。結果:ARAで平均3.3±1.6項目,早期RA診断基準で平均4.4±0.7項目と満たした項目数は少なかった。最終経過観察時でCRPは平均0.5±0.5mg/dl,赤沈値は23.5±16.5mmと炎症反応は沈静化した。当科初診以前に血清RF陽性を認めたのは3例,RA発症後は4例が経過観察期間を通じ陽性だった。膝関節を除くと手関節,肩に罹患が多かった。HTOを施行した3例5膝は,RA発症後早期に骨棘の融解および急激な大【腿】脛骨関節面の破壊を呈し全例Larsen Grade4にまで進行した。立位FTAは,HTO施行例でHTO直後平均168.8±1.9↑°↑が術後平均観察期間36カ月で平均159.6±11.3↑°↑と著明な外反変形を呈した。結論:手術的治療を必要とする膝OA患者ではRAの発症の可能性を念頭に置く必要がある。とくに,診断基準を満たさなくても過去に一度でも血清RF陽性を認めたことのある症例には注意すべきである。
Keywords
〈Keywords〉 clinical features:osteoarthritic knee:rheumatoid arthritis
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