リウマチ Vol.40 No.3 index
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リウマチ Vol.40 No.3
「リウマトイド血管炎による多発性小腸潰瘍に大腸憩室穿孔を合併した1症例」
竹内 薫 黒田義彦
滝川市立病院内科
(1999.11.12受付,2000.4.25受理)
Abstract
要 旨=
慢性関節リウマチ(RA)患者でしばしば起こる血管炎はrheumatoid vasculitis(リウマトイド血管炎)と呼ばれ皮膚,神経などに多彩な関節外症状を合併することが知られているが,消化管症状は非常にまれである。今回,われわれはリウマトイド血管炎による多発性小腸潰瘍に大腸憩室穿孔を呈した1例を経験したので報告する。
症例は79歳,男性。約10年前よりRAとして非ステロイド性抗炎症薬と少量のステロイドで加療していたが,下血と著しい貧血を認め,精査目的で入院となった。上部,下部消化管の内視鏡ではともに異常なく,小腸からの出血が疑われていた。突然,著明な腹痛が出現し,緊急開腹術を施行したところ,下行結腸憩室穿孔を認めた。また,回腸に潰瘍を多数認め,同部位が下血の出血源と考えられた。病理組織所見で小腸粘膜に血管炎を認め,本症例の小腸潰瘍はリウマトイド血管炎によるものと考えられた。
Keywords
〈Keywords〉 colon diverticulum:perforation:rheumatoid vasculitis:small bowel multiple ulcerations
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