リウマチ Vol.40 No2 index
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リウマチ Vol.40 No.2

            
「慢性関節リウマチの内科的治療」
 
市 川 陽 一
聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
 
〈実地医家のための教育講演―3-(2)〉

 現在慢性関節リウマチの治療は大きく変わりつつある。ひとつは治療目的が従来と大きく変わったことであり,ふたつめは新しい強力な治療薬,ことに遺伝子工学を用いた生物学的製剤が開発されつつあることである。従来は,教育,運動療法と非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)によって1―2年間経過を観察し,DMARDは副作用を避けるため骨破壊がX線で認められてから始めるのを原則とした。しかし,その後の研究により発症早期から関節破壊が出現し,10―20年間後には身体機能の重篤な低下を示し,さらに生命予後すら正常人と比較して2倍悪いことなどが明らかになった。そこで,最近は初期から寛解を目指し,強力なDMARDを中心にした積極的な,あるいは“攻撃的”な治療を行うようになった。一方において強力なDMARDが次々と開発され,ことに遺伝子工学を用いた生物学的製剤の開発が注目されている。
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