リウマチ Vol.40 No1 index
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リウマチ Vol.40 No.1
「IgA-κ型多発性骨髄腫を合併した慢性関節リウマチの2症例」
松森昭憲 西谷皓次 千々和龍美
田原 潔 細川貴規 公文義雄
橋本浩三 大久保 進1 高取和弘2
高知医科大学第二内科,海里マリン病院内科1,岡山西大寺病院整形外科2
(1999.10.16受付,2000.2.9受理)
Abstract
要 旨=
慢性関節リウマチ(RA)と多発性骨髄腫(MM)を合併した2症例を経験したので報告する。
症例1:68歳,男性。1989年頃よりRAの診断のもとにA病院にて治療を受けていた。1993年B病院初診時にM蛋白血症(IgA 2838mg/dl)を認めた。1996年5月呼吸困難,咳,右胸痛が出現し,胸部X線上右側胸水を認めたため,当科に入院。IgA-κ型のM蛋白,頭頂部にpunched out lesion,骨髄検査にて異型形質細胞の増加を認め,MMと診断した。諸検査所見より化膿性胸膜炎の合併が明らかとなり,抗生剤の投与にて軽快した。
症例2:75歳,女性。1985年頃よりRAの診断のもとに治療を受け,1993年M蛋白血症(IgA 1215mg/dl)を認めた。IgA-κ型のM蛋白があり,正常免疫グロブリンは低下し,骨髄検査で形質細胞が増加していたことからMMと診断した。RAとMM合併の本邦報告例は本例を含めて7例あり,M蛋白の種類はIgG型2例,IgA型5例とIgA型が比較的多く,RAに合併するMMの特徴と考えられた。
Keywords
〈Keywords〉 IgA type:multiple myeloma:rheumatoid arthritis:transforming growth factor
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