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膠原病領域における妊孕性温存に関するアンケートご協力のお願い

2020年2月19日

日本リウマチ学会教育施設の先生方

東京大学医学部附属病院
アレルギー・リウマチ内科
土田優美、庄田宏文、藤尾圭志

膠原病領域における妊孕性温存に関するアンケート
ご協力のお願い

 

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 

近年,がんの治療成績全般の向上とともにがんサバイバーシップの概念が広く認識され, 治療期間中および治療後においても高い生活の質を保ち,より豊かな人生を追求することに焦点があてられるようになりました。このような意識の変化にともない,現在では小児,思春期・若年がん患者における妊孕性温存療法は,極めて重要な課題であると認識されています。多くの膠原病においても長期生存率は向上しているものの、治療の中で、シクロフォスファミドなどの妊孕性を低下させる薬剤が必要となることもあります。しかし、妊孕性温存療法について十分な議論がされていないのが現状であります。

今回、厚生労働科学研究費補助金健やか次世代育成総合研究事業「医学的適応による生殖機能維持の支援と普及に向けた総合的研究」(大須賀穣班長)の研究の一環として、膠原病領域で今後どのように対応していくべきか議論を進めるためのアンケートを実施することとなりました。一部の自治体では、がん患者が妊孕性温存療法を行う際には経済的補助が行われているものの、膠原病患者が経済的補助を受けられる自治体は限られています。今回のアンケート結果は、今後必要な研究の方向性を明らかにすることと同時に、将来の公費助成制度構築にも影響する可能性があります。

なお、米国臨床腫瘍学会による性腺毒性分類(2013年版)では、シクロフォスファミドについて以下のように記載されています。

*高リスク(70%以上の女性が治療後に無月経となる)
 40歳以上の女性で、シクロホスファミドの総量が5g/m²以上となった場合
 20歳未満の女性で、シクロホスファミドの総量が7.5g/m²以上となった場合
*中間リスク(30~70%の女性が治療後に無月経となる)
 30~40歳の女性で、シクロホスファミドの総量が5g/m²以上となった場合

妊孕性温存療法の成績は、卵子保存の臨床妊娠率10%前後、卵巣保存と受精卵保存の臨床妊娠率は30%前後であり、採取や保存に必要な経費は採取に50万円、保存に5万円/年程度となっています。その他、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)アナログ療法の効果はある程度認められています。

 

アンケートに、2020年3月3日までにご入力いただきますようよろしくお願いいたします。

 

ご回答いただきました内容は、施設名を匿名化した上で解析し、学会、論文等で発表いたします。

お忙しい中恐縮ですが、是非ご協力いただきますようよろしくお願いいたします。

敬具

 

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