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日本リウマチ学会からのお知らせ

関節リウマチ診療におけるメトトレキサート(MTX)製剤の選択について


 ご存知のように、関節リウマチ治療に用いるMTX製剤は、本年2月より必要に応じて成人用量は週16mgまで使用することが可能になりました。
 現在、関節リウマチに対して承認をされているMTX製剤は、リウマトレックス2mgカプセル(ファイザー)、メトレート2mg錠(参天)、メトトレキサート2mg錠・カプセル(田辺三菱、沢井、東和薬品、マイラン)、トレキサメット(シオノ)2mgカプセルなどの2mg製剤のみです。したがって、MTX製剤を週8mg以上使用する際も含めて、すべて2mg製剤を用いて処方をしていただきますようお願い申し上げます。
 これまで成人用量の上限が週8mgであった際には、週8mgを超えて処方をする場合には、保険請求上の問題を回避するために増量分をメソトレキセート2.5mg錠(ファイザー)で処方をする例もみられました。しかし、メソトレキセート 2.5mg錠は関節リウマチに対しての適応はなく、適応外使用となってしまいます。また、適応外使用に対しては、保険診療上、査定の問題も出てきますし、重篤有害事象が発生した際に医薬品医療機器統合機構の医薬品副作用被害救済制度の対象ともなりません。
 以上より、関節リウマチ診療においてMTX製剤を使用する際には、可能な限り2mg製剤を使用していただきますようお願い申し上げます。

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平成23年7月29日 
一般社団法人日本リウマチ学会
 理事長 宮坂 信之