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日本リウマチ学会からのお知らせ

MTX製剤適正使用について


一般社団法人日本リウマチ学会 
 会員 各位

 既にご存知の通り、本年2月に関節リウマチ(RA)治療に用いるMTX製剤は、必要に応じて成人用量は週16mgまで使用可能になり、また必要に応じて抗リウマチ薬として第一選択薬剤としても使用することが可能になりました。しかし一方で、MTX製剤は1週間のうち1~2日のみ服用するという特殊な用法・用量であり、適正に投与されない場合には重篤な副作用が発現するおそれのある薬剤です。
 販売会社では、適正使用情報の発刊や包装デザインを工夫する等、適正使用の推進に努めていますが、連日投与等の誤投与、誤服用による重篤な副作用が依然として報告されています。原因として、患者様の飲み間違いの他に次のような服薬指導の不備を原因とする事例も報告されています。

·本剤の処方箋の記載に誤りがあり、そのまま患者様に誤った服薬指導がなされた事例
·本剤の服用日時についての服薬指導が不十分なため連日服用した事例

 以上より、MTX製剤処方の際には投与量、服薬日、休薬期間について十分にご確認戴くとともに、販売会社の準備している患者様向け指導箋等を活用することで、患者への指導を再度ご徹底くださいますようお願い申し上げます。また、MTX製剤の副作用発現を早期から発見するためには定期的なモニタリングが必要ですし、万が一副作用発現がみられた際には迅速なリスクマネジメントが必要になりますので、「MTX診療ガイドライン」http://www.ryumachi-jp.com/info/newsMTX-text_2011.htmlに準じた速やかな対応を取られますよう、お願い申し上げます。

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平成23年7月22日 
一般社団法人日本リウマチ学会
 理事長 宮坂 信之