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日本リウマチ学会からのお知らせ

東北地方太平洋沖地震被災者の皆様へ

 このたびは東北地方太平洋沖地震に被災された方々に対しまして、日本リウマチ学会として心よりお見舞い申し上げます。
 関節リウマチを始めとするリウマチ性疾患あるいは膠原病で治療中の皆様にお知らせ致します。現在、プレドニン、メドロール、デカドロン、リンデロンなどのステロイド製剤を服用中の患者様は、お薬を中止すると、症状が悪くなる可能性があります。また、長期にステロイド製剤を服用している方が突然お薬を中止すると、身体がだるくなったり、熱がでたり、ひどくなると血圧が下がったりします。このため、ステロイドの中止はしないようにお願いを致します。また、ステロイドは一般の薬局で購買をすることはできず、医師の処方箋が必要なお薬ですので、手元にお薬がない方は、最寄りの災害拠点病院などで処方を受けてください。
 消炎鎮痛薬は、使用するのを中止すると症状が悪くなることはありますが、それほどひどくはなりません。
 抗リウマチ薬(リマチル、アザルフィジン、メトトレキサート、プログラフなど)は、たとえ服用をやめてもすぐに症状が悪くなることはありません。一般には2週間以内に服用を再開すれば、症状が余りひどくなることはありません。
 生物学的製剤は、アクテムラ、オレンシアなどの場合には、点滴の効果は一般には4週間持続します。レミケードの効果は6〜8週間持続します。皮下注射のエンブレルの場合は3〜7日、ヒュミラは2週間と短めですが、たとえ投与が中断しても急激に症状が悪くなることはありません。
 被災された皆様におかれましては、一日も早い復旧がなされますよう衷心よりお祈り申し上げます。


平成23年3月13日 
一般社団法人日本リウマチ学会
 理事長 宮坂 信之